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R・ケリーは自身に向けられた多くの性的虐待疑惑について告発したドキュメンタリー・シリーズに携わった制作陣に対して法的措置を取ることを検討していると報じられている。

R・ケリーは米・ケーブルTV局「ライフタイム」で「サヴァイヴィング・R・ケリー」と題されたドキュメンタリー・シリーズが放送されており、番組は全6エピソードで女性たちがR・ケリーによる虐待を告発するという内容になっている。

しかしながら、「TMZ」によれば、R・ケリーは自身が未成年の少女と性的な関係を持ったことやセックスのカルト集団を運営していたと放送した「サヴァイヴィング・R・ケリー」に対して「憤り」を感じているという。

「複数の情報筋によれば、R・ケリーは毅然としているようだ。情報筋の1人によれば、『彼はこの番組に携わった人たち全員を相手取って訴訟を起こす』つもりだという」と「TMZ」は報じている。

「TMZ」によれば、R・ケリーは自身を告発している人々の信憑性に疑問を投げかけるための「サヴァイヴィング・ライズ.com」と題されたウェブサイトを立ち上げることも考えているという。R・ケリーはウェブサイトを通じて告発者たちの本当の目的も暴露するとされている。

「TMZ」は現地時間1月7日に、番組に出演した女性たちを告発するためのページをR・ケリーがフェイスブックで準備していたと報じている。しかしながら、その投稿は現在フェイスブックによって削除されている。

「あのページは弊社のコミュニティ規定に違反していたため削除されました」とフェイスブックのスポークスマンは「TMZ」に語っている。「私たちはイジメや他者のプライベートな連絡先情報の共有を容認致しませんし、弊社のポリシーに違反しているコンテンツを発見し次第、すぐに何らかの処置を取ります」

R・ケリーは番組について自身に対する「嫌がらせ」のためだとし、自身のチームから受けた情報によれば、番組の出演者の半分は面識がないと主張している。彼は「もう半分の女性たちは個人的な理由や職業上の理由で自身を憎んでいる」と述べている。

R・ケリーのバック・ダンサーを務めていたジョヴァンテ・カニンガムは「サヴァイヴィング・R・ケリー」に出演して、R・ケリーが当時15歳だった今は亡きアリーヤと性的関係を持ったと告発している。しかしながら、アリーヤの母親であるダイアン・ホートンはジョヴァンテ・カニンガムについて、彼女は「嘘つき」であり、面識もないとして彼女の主張を否定している。

また、チャンス・ザ・ラッパーは2015年にR・ケリーと仕事をしたことについて謝罪している。

「真実として、R・ケリーに対する告発を無視したり、彼は単にはめられ、社会体系によって攻撃されている (黒人たちによく降りかかるような)に過ぎないと考えているような方々は、黒人の女性や少女たちを傷つけてしまっているのです」と彼は述べている。「彼から生き残った人たちに、僕が彼と仕事をしてしまったこと、そして声を上げるまでに時間がかかってしまったことを謝罪します」

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