GETTY

Photo: GETTY

アイアン・メイデンのブルース・ディッキンソンは、先日のロックの殿堂に対する批判に改めて言及して、ロックの殿堂にノミネートされなかったことを「とても幸運に思っている」と語っている。

ロックの殿堂入りを果たすには初めての商業用音源のリリースから25年が経過していることが条件となっている。1980年にセルフタイトルのデビュー・アルバムをリリースしているアイアン・メイデンは殿堂入りの候補になる資格を有しているものの、まだこれまで候補に挙がったことはない。

ブルース・ディッキンソンは先月、ロックの殿堂について「まったくもって完全なる愚の骨頂」であり、「ロックンロールに顔を殴られても、それと気付かないような聖人ぶったアメリカ人によって運営されている」として批判している。しかしながら今回、ブルース・ディッキンソンは当該の自身のコメントについて、ロックの殿堂の候補になってないことを「怒っている」と解釈されて報じられているとして、不満を口にしている。

「候補に挙がっていないことをとても幸運に思っているし、候補に入りたいと今後も思うことはないよ」とブルース・ディッキンソンは『エルサレム・ポスト』紙に語っている。「万が一、俺たちが候補になったとしても、俺は断るつもりさ。俺の死体はそんなとこに寝かせないよ」

彼は次のように続けている。「ロックンロールという音楽は(ロックの殿堂がある)クリーヴランドの殿堂に属するものじゃない。生きて、呼吸をしているものなんだ。ミュージアムなんかに入れてしまえば、死んでしまうんだよ。そうなったら最悪なんてもんじゃない。失礼極まりないよね」

ロックの殿堂については先日、2019年の候補アーティストが発表されている。今回初めて候補となったのはディーヴォ、ロキシー・ミュージック、スティーヴィー・ニックス、トッド・ラングレン、ジョン・プライン、デフ・レパードという面々となっている。過去に候補となったレディオヘッドレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、ジャネット・ジャクソン、ザ・キュアー、クラフトワーク、MC5、ルーファス&チャカ・カーン、LLクールJ、ザ・ゾンビーズも再び候補となっている。

ロックの殿堂は現在ファン投票が受け付けられている。最終的に殿堂入りを果たすアーティストは今年の12月に発表され、殿堂入りを果たしたアーティストらがパフォーマンスを披露する授賞式は来年開催される。

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ