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レディオヘッドのトム・ヨークは映画『ファイト・クラブ』のスコアを手掛けそうになっていたことについて語り、しかし、レディオヘッドの名作『OKコンピューター』の制作で燃え尽きていたため断ることになったという。

レディオヘッドは後に『ファイト・クラブ』の原作者であるチャック・パラニュークの映画化作品『セックス・クラブ』に音楽を提供することになるが、『OKコンピューター』の制作で疲れ切ってしまったために、主演のブラッド・ピットとエドワード・ノートンからの薦めがあったものの、1999年公開の名作『ファイト・クラブ』のスコアを手掛けることができなかったとしている。スコアは代わりにダスト・ブラザーズが手掛けている。

「その手の話は事務所に来るんだけどね。でも、僕まで届くことはなかったんだ」とトム・ヨークは過去のサウンドトラックへの依頼についてBBC 6ミュージックに語っている。「覚えているのは随分前、 『OKコンピューター』を完成させた後に依頼を受けたものでね。すっかり夢中になったものだったんだけどさ」

「『ファイト・クラブ』をやらないかって依頼されたんだ。脚本が送られてきて、エドワード・ノートンとブラッド・ピットも手紙をくれて、『やるべきだと思うよ』って言われてね。でも、僕は『無理。できないよ』という感じだったんだ。できなかったんだよ。あの当時はできる状態じゃなかった。でも、あの映画を観る度に『ああ』と思うんだよね」

映画『007 スペクター』の主題歌のために“Spectre”を書いたものの、最終的に主題歌がサム・スミスになったことについてトム・ヨークは次のように語っている。「そうだな。あれはサウンドトラックというわけでなかったからね。僕の理解する限り、あれは政治でしかないんだよ。そこで何が起きるかなんて、誰が知るんだっていうね。

レディオヘッドのトム・ヨークは『サスペリア』のサウンドトラックより新曲“Has Ended”が公開されている。

トム・ヨークは『サスペリア』のサウンドトラックについてカンヌ映画祭で次のように語っている。

「人生における逃げ出したくなる瞬間の一つだったけど、もし逃げ出したら後悔することになるのは分かっていたからね。オリジナルの映画は何度も観たし、大好きだったんだ。あの時代における恐ろしく強烈なサウンドトラックだったからね。言うまでもなく、(1977年のオリジナル版でサウンドトラックを手掛けた)ゴブリンと(映画の監督を務めた)ダリオ・アルジェントは一緒に取り組むにあたって、すごく綿密にやっていたわけでね」

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