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エックスエックスエックステンタシオンは先月、亡くなる前に1,000万ドル(約11億円)のアルバム契約を結んでいたと報じられている。

フロリダ出身のラッパーであるエックスエックスエックステンタシオンは、現地時間6月18日にバイクショップを出るところで銃撃に遭って命を落としている。享年20歳だった。この事件については、殺害容疑で既に22歳のデドリック・D・ウィリアムスが逮捕されているほか、警察はもう一人の容疑者として22歳のロバート・アレンという男の行方を追っている。

『ニューヨーク・タイムズ』紙の報道によれば、本名をジャセー・ドウェイン・オンフロイというエックスエックスエックステンタシオンは生前、独立系音楽会社のエンパイア・ディストリビューションと契約を結んでいたという。エンパイア・ディストリビューションは彼のデビュー・アルバムである『17』もリリースしていた。

エックスエックスエックステンタシオンが3月に『?』をリリースしたことを受け、エンパイア・ディストリビューションは彼に来たる3作目のアルバムに向けた大規模な契約をオファーしていたという。エンパイア・ディストリビューションの創設者、ガージ・シャミはこの件についてコメントを控えているものの、アルバムに向けた「かなりの額の契約」を締結していたことを明かしている。

『ニューヨーク・タイムズ』紙はまた、エックスエックスエックステンタシオンの新作について、契約の問題上「少なくとも10月まで」はリリースされないと報じている。

エックスエックスエックステンタシオンは、死後にテイラー・スウィフトが持っていたスポティファイでの24時間の再生回数記録を更新したほか、売り上げを1,603%アップさせたことが明らかになっている。ニールセン・ミュージックによれば、6月17日に2,000枚相当だったアルバムと楽曲のセールスが6月18日には3万3,000枚のセールスを記録したという。

スポティファイは、彼が亡くなったことを受けて主要なプレイリストから削除していた彼の音楽を復活させたことで批判を浴びている。

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