ザ・キンクスは、再結成してニュー・アルバムの制作に取り掛かることが報じられている。フロントマンのレイ・デイヴィスもこの報道を認めており、いくつかの公演を行う可能性にも言及している。
ザ・キンクスは1963年に結成され、1990年にはロックの殿堂入りも果たしている。バンドの最後のアルバムは1994年にリリースされた『トゥ・ザ・ボーン』となっており、レイ・デイヴィスとデイヴ・デイヴィスの兄弟は1996年に解散して以来、2015年まで共演していなかった。
しかしながら、レイ・デイヴィスは再結成の可能性について楽観的に捉えているようで、次のように語っている。「今がふさわしい時なような気がしているんだ」と彼は『テレグラフ』紙に語っている。レイ・デイヴィスは弟のデイヴ・デイヴィスとバンドメイトのミック・エイヴォリーと共にスタジオに入ったことを認め、弟との関係が改善したことを明かしている。
「問題なのは、弟のデイヴとミックの残っている2人のメンバーの仲がうまく行ったことがないということなんだ」と彼は語っている。「けど、スタジオで二人の仲を改善させたことで僕に火がついて、彼らにも火をつけて真剣にやってもらうことに成功したんだ」
「僕らが離れていた間、解散じゃないんだけどさ、その頃に書いた曲をまだ全部持っているんだ」とレイ・デイヴィスは続けている。「ザ・ローリング・ストーンズみたいにきちんと組織化はされていないけどね。ザ・ローリング・ストーンズは称えられるべきだよ。宣伝の仕方も素晴らしいし、キャリアをきちんと形成できていて、素晴らしいバンドだからね。それにミック・ジャガーもPRの仕事をきちんとこなしているし、そういう彼らの行動は刺激になるんだ」
ザ・キンクスが正式に再結成する可能性について訊かれると、レイ・デイヴィスは次のように語っている。「正式なものだよ……今度一緒にパブに行くよ」。レイ・デイヴィスはライヴ・ツアーの計画については否定した一方で次のように語っている。「もしかしたらザ・キンクスが地元のバーで演奏するなんてことはあるかもね」
今年1月には、ザ・キンクスの元ベーシストだったジム・ロッドフォードが享年76歳で亡くなっている。ジム・ロッドフォードは1978年にベーシストのジョン・ダルトンが脱退した後にザ・キンクスに加入している。彼はザ・キンクスに18年間在籍し、1979年から1993年の間にリリースされた、すべてのアルバムに貢献している。
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