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ザ・クランプスのドラマーだったニック・ノックスが亡くなった。享年60歳だった。

ジ・エレクトリック・イールズのジョン・D・モートンが自身のツイッターでニック・ノックスの訃報を伝えている。ニコラス・ステファノフという本名のニック・ノックスは、ザ・クランプスに参加する前にジ・エレクトリック・イールズで活動していた。

「友人であるニック・ノックスが昨晩亡くなりました」とジョン・D・モートンは綴っている。ジョン・D・モートンは投稿した画像について次のように綴っている。「アーティストのツェン・クワン・チーがエッフェル塔で撮った、自分が写っていないセルフ・ポートレイト写真を見ました。その時に、亡くなった人を写真から消すことで彼らのことを偲ぶという習慣を教えてくれたのです」

ザ・クランプスの元メンバーであるミリアム・リンナは自身のフェイスブックにニック・ノックスへの長文の追悼文を寄せている。「論理的に考える時間を持てるようになる前にこれを書いています」とミリアム・リンナは述べている。「時間や運命に恐ろしく失望しています。私たちの理想を気まぐれに好き勝手操る、不条理な人形使いの持つ驚異的な力に勝ることはできないのです」

https://www.facebook.com/miriam.linna/posts/10155280546612016

1980年代の初頭にザ・クランプスに参加していたキッド・コンゴ・パワーズは、ニック・ノックスについて「クール中のクール」だったと称えている。

「安らかに眠ってくれ。あなたの素晴らしいビートに合わせて演奏できたことを嬉しく思うよ。“Mystery Plane”の上で会おう。ニックは数ヶ月前に僕に送ってくれた最後のメールでこう言っていたんだ。『しっかりやれよ。レジー・ジャクソンが印刷された20ドル札なんか持たされないでくれよ。よき友人より』と。すでに寂しいよ」

「BBCラジオ6」のDJであるマーク・ライリーは次のように綴っている。「この男は努力とは縁知らずだった。彼は70年代後期から80年代初頭にかけて当時最もクールだったバンドを操縦したんだ。素晴らしいアルバムの数々にも参加した……ニック・ノックスよ、安らかに」

1977年から1991年にかけてザ・クランプスに所属したニック・ノックスは、バンドに最も長く在籍したドラマーとなっている。ニック・ノックスは、商業的に最も成功した『ア・デイト・ウィズ・エルヴィス』を含むバンドの最初の4枚のアルバムに参加している。

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