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72人が犠牲になったロンドン西部のグレンフェル ・タワーで起きた火災から1年が経ったことを受けて、現地時間6月14日にUKの至る所で犠牲者を追悼する黙祷が捧げられている。

グレンフェル・タワーの近郊で行われた追悼式典には、火災の生存者や遺族も出席している。式典ではサイモン&ガーファンクル“Bridge Over Troubled Water”やビル・ウィザースの“Lean On Me”が合唱され、トッテナム出身のアーティストであるアデルも遺族らと共に犠牲者に追悼の意を捧げている。また、式典にはストームジーも出席している。

アデルは昨年、火災が起きた翌日に、夫であるサイモン・コネッキーと共に住人やその家族を慰めるためにグレンフェル・タワーを訪れている。また、アデルは地元の消防士に「お茶と抱擁」を提供したことも明らかになっているほか、グレンフェル・タワーの子供たちを『怪盗グルーのミニオン大脱走』のプライベートな上映会に招待したことも明らかになっている。

アデルはまた、グレンフェル・タワーの被害者たちが十分な支援を受けられていないとして、昨年次のように訴えている。「彼らは、私たちが受け取っているだろうと思っているものですら与えられていないの。そんなのとってもおかしいわ。情報も届かないし、人々は救いのなさを感じているの」とアデルはウェンブリー・アリーナ公演で語っている。「誰も彼らに何が起きているか知らないの。混乱しているのよ」

グレンフェル・タワーの火災から一年が経っているが、現時点で火災で家を失った256人のうちの半分弱の人々が新しい住居に移ることができているという。ケンジントン・アンド・チェルシー王室特別区の報告によれば、火災で家を失った42世帯が現在までの12ヶ月の間ホテルでの生活を余儀なくされているという。

昨日の追悼式典にも出席しているストームジーは、今年のブリットアウォーズ授賞式のパフォーマンスでイギリスのテリーザ・メイ首相を批判して、次のようにラップしている。「テリーザ・メイ、グレンフェルのためのお金はどこだ? 俺たちがグレンフェルを忘れたと思ってるのか?」

ストームジーはその後、テリーザ・メイ首相にグレンフェル・タワーの火災に関する調査を求める請願運動をツイッターで公開している。請願運動については次のように述べられている。「遺族や生存者たちは、自分たちが信頼を置けるような審議会に前向きに参加できるよう、首相が2005年の調査法に基づき、物事の決定に力を及ぼせるさらなる人材をグレンフェル・タワーの審議会に送り込んでくれることを望んでいます」

テリーザ・メイ首相は当初、グレンフェル・タワーの火災で住居を失ってしまった家族に、火災から3週間以内に新たな住居を提供すると述べていた。テリーザ・メイ首相はまた、グレンフェル・タワーを初めて訪れた際に生存者や地元住人の元を訪れなかったことを謝罪している。彼女は訪れなかった理由について「セキュリティ面での懸念」があったとしている。

一方、エリザベス女王は犠牲者を追悼して昨日は緑色の服を着ていたほか、火災の数日後には犠牲者の元を見舞いに訪れている。

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