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スーパーマーケット・チェーンのアズダで働くマンチェスターの男性が、異様なほどエド・シーランとそっくりなことで話題となっている。

グレーター・マンチェスターのショーにあるアズダで品出し担当として働く25歳のウェスリー・バーンは、制服を着て働いている時でさえ、本物のエド・シーランだと勘違いされた人々にしばしば「囲まれて」しまうことを明かしている。

「僕は、いつそれが起きるか勘づけるようになったんだ。僕が出歩くたびにそうなってしまうんだよ」とウェスリー・バーンは吐露している。「エド・シーランが有名になっていくにつれて、街で呼び止められて写真やサインを求められる回数が増えていったんだ。特に僕がマンチェスターで外出している時はね」

「多くの人たちが歓声をあげるものだから、僕は手を振って返してあげるんだ」

ウェスリー・バーンは自身がエド・シーランでないことを証明するために頻繁に人々を説得する必要に迫られるのだといい、エド・シーランでないことを認めない酔っ払いにパスポートを見せなければならないこともあったのだという。

「僕は出かける度に写真をせがまれるんだ」とウェスリー・バーンは続けている。「僕のガールフレンドが、僕に歓声を上げて写真を求めてくる女性を睨んでいたことは何度もあるよ。彼女はうまく対処できないみたいでね」

「数年前のある晩に会った男は、僕がエド・シーランじゃないって信じてくれなかったよ。彼は15分かけて僕がエド・シーランなんだってことを語り続けて、違うと言っても聞く耳を持ってくれなかったんだ。歌うよう僕に頼んできてもしたよ。僕は彼にこう言ったんだ。『あなたが僕を誰だと思っているのかは分かりませんが、それはできません』ってね」

「僕の友達はそばで笑ってたよ。家に帰って彼をググってみたら、ちょっと恐ろしかったよね。僕らは本当に似ていたから」

ウェスリー・バーンは今でも頻繁にサインを求められるというが、いつも断っているのだといい、コミコンで人々が彼に殺到した際も断ったのだという。

「去年のマンチェスターでコミコンは大変だったよ」と彼は語っている。「いつもはコスチュームにお金をかけていくんだけど、去年は普通の服を着ていったら、エド・シーランだと思った人にもみくちゃにされてね」

「記録してあるんだ。僕は52人の人に囲まれたんだよ。あれは楽しかったね」

ウェスリー・バーンはプロのそっくりさんとしてのキャリアを歩むことに関心があることも明かしており、現在アコースティック・ギターを習得しようとしているのだというが、ヴォーカルは本人のそれとは程遠いものであることを認めている。

「僕の歌声はひどいものだけど、ギターの弾き方を勉強しているんだ」とウェスリー・バーンは語っている。「それほど進歩はしていないんだけど、“Shape Of You”はどうにかほとんど弾けるようになったよ」

「5月にエティハド・スタジアムで彼を観る予定なんだ。もし彼に会えたら最高だよね。彼のストーリーは素晴らしいと思うんだ」

「彼は何もないところから出てきたわけだけど、そのままの才能のおかげで何にもギミックに頼る必要がなかったんだ。彼にはすごく感銘を受けるよ」

一方、エド・シーランは先日、次のアルバムはブルース・スプリングスティーンのような「ローファイ」なサウンドになると明かしている。

莫大なセールスを記録した通算3枚目となるアルバム『÷(ディバイド)』からはビヨンセとのデュエット・バージョンも最近に全米シングル・チャートの1位を獲得しているが、エド・シーランは米『タイム』誌でブルース・スプリングスティーンの1982年のアルバム『ネブラスカ』にいかに影響を受けたかを語っている。

「僕が考えているのはこれまでで一番売れないであろうローファイなアルバムを作ることなんだ。だけど、最も愛してくれるようなね」とエド・シーランは語っている。「最近はスプリングスティーンしか聴いてないんだ。『ゲーム・オブ・スローンズ』に出てるキット・ハリントンと一緒にいたんだけどさ。僕たちはニューヨークで夜出歩いて、彼のホテルにもっと飲むために戻ったんだ。そしたら、彼が”Atlantic City”をかけてね。それで、『ネブラスカ』を聴いたんだよ」

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