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モリッシーは「食肉処理場を禁止するくらいの知性を持った」政党が現れた場合にのみ、総選挙で票を投じることになるだろうと述べている。

モリッシーは以前、これまでの人生で一度も投票を行ったことがないと述べている。さらにEU離脱に関する自身の見方を明らかにしており、先日の国民投票は「ウェストミンスターに対する民主主義」の勝利であり、政治家が「国民に語りかけていない」ことを示したのだと主張している。

モリッシーは今回、米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューの中で、どのようなことがあれば投票所に行くことになるかについて明らかにしており、動物の権利について目を向けている。

「僕にとって究極の目標は食肉処理場を廃止することなんだ。だから、今までイギリス総選挙に票を投じたことは一度もないけど、食肉処理場を禁止するくらいの知性を持った政党の誕生を僕の一票は待ちわびているわけだよ」

彼はさらに「動物、鳥、魚を食べるような人のことは誰も信用することができない」とも主張している。

また、モリッシーは先日デヴィッド・アッテンボローを批判していたが、「ブルー・プラネット」や「プラネットアース」といったテレビ番組における、動物・植物学者である彼の動物に対する考え方についても疑問を呈している。

「アッテンボローが動物に対して敬意を払っているのかがわからないんだよ」とモリッシーは述べている。「彼はよく『シーフード』とかの言葉を使ってるけど、そんなもの存在しないわけでさ。それは海の生命のことなんだからね。彼は『野生生物』についても喋っているけど、それって自由な生命体のことだしね」

「僕たち哀れな人類が檻の中に無理やり押し込めなかったからといって、こうした動物が野生的であるということには断じてならない。だから、彼の使っている専門用語は大体間違っているんだよ」

モリッシーは先月、新作『ロウ・イン・ハイ・スクール』をリリースしている。また、あるインタヴューの中でケヴィン・スペイシーを擁護するような発言をしたことで物議を醸していたが、彼はその後こうした発言をしたことを否定しており、「あれが僕の最後の紙媒体でのインタヴュー」になると宣言している。

モリッシーは、『ロウ・イン・ハイ・スクール』のリリースに伴うイギリスでのツアーを2018年に行う予定となっている。

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