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スリップノットとストーン・サワーのフロントマンであるコリィ・テイラーは、最新インタヴューで自身の鬱への対処法について明かしている。

コリィ・テイラーは、米『ローリング・ストーン』誌とのインタヴューの中で自身の感情にどのように対処しているのか訊かれて次のように答えている。「実を言うと、きちんと対処できたことがないんだ。2つのバンド活動と本の出版契約、ラジオ番組への出演があって、ようやく自分自身を外に連れ出せてるわけだからね。いまだに半分の時間も自分の感情を保てていないんだよ」

精神を安定させる手段についてコリィ・テイラーは以下のように語っている。「運動だね。できる限り健康でいたいんだ。化学製品だったり酒だったりっていう、あらゆるくだらないネガティヴなものは俺の人生から取り除きたくてね。キャリアだったり、子どものことだったり、クリエイティヴィティだったり、至って健康でいることだったり、そういう重要なことだけに集中したいんだ。長い間、それを持続していきたいと思ってるからね。そういう思考が気持ちを落ち着けてくれてるんだと思うよ」

「いつもそれが上手くいくとは限らないんだ」とコリィ・テイラーは続けている。「時折、簡単には対処できない程に深刻な鬱状態になってしまうことがある。とはいえ、同時に俺は依存症でもあるから、出来る限り薬物依存の危険性からは距離を置きたいと思っていてね。俺は自分自身を理解しているし、自分がどうなってしまうか分かってるからさ。できる限り自然な形で対処しようとしてるんだよ。ヒッピーのやり方みたいに聞こえるのは分かるよ。ただ、自分自身のことをきちんと理解していて、自分が容易に陥ってしまう症状を理解しているなら、別のものを探さないといけないわけでね……あと今でもセラピーには通っているよ」

コリィ・テイラーは先日、米「ヴァイスランド」のセラピーを記録する番組「ザ・セラピスト」に出演し、子供の頃に「近所の人物から性的虐待の被害を受けていた」ことを明かしている。コリィ・テイラーはまた、有名なミュージシャンとして「インスピレーションや道標」にならなければいけないという「責任」があると語っている。

今回、コリィ・テイラーは米『ローリング・ストーン』誌に以下のように語っている。「『ザ・セラピスト』に出た理由は、もし俺が過去のスティグマを明かしてそれを克服することができたら、誰かと一緒に座って自分が過去に受けたトラウマになるような経験だったり、自分の問題について話すことはまったくもって恥ずかしいことじゃないし、それは自分を何百万倍も元気にしてくれるんだってことを人々に示せると思ったからなんだ。他の人を助けることもできるんだよってね。他に言葉が見つからないんだけど、別にひどい状態でもいいんだぜってことだよ。助けを得られるからね」

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