ライドは北米ツアーの日程を発表している。
バンドは7月に5公演を行う予定で、ニューヨーク、ボストン、トロント、フィラデルフィア、ワシントンD.C.で公演を行うという。
ライドは先日20年以上ぶりとなるアルバムからの2曲の新曲“Charm Assault”と“Home Is A Feeling”を公開している。
フロントマンのマーク・ガードナーは“Home Is A Feeling”について次のように語っている。「この曲は僕にとって、まるでワイド・スクリーンで音付きのスローモーション映像を観ているかのようなんだ。とても長く、盛大な夜の後、クタクタになって帰宅し、夜明けをむかえる感じだね」
ギタリストのアンディ・ベルは次のように続けている。「すべての新曲の中でも“Home Is A Feeling”は初期のライドのサウンドに最も近いんだ。この曲でヴィンテージなことをやれて、よかったよ。というもの、今作ってるアルバムはすごく幅広いサウンドに焦点を当ててるんだ。短くスウィートなものだったり、メロディアスな楽曲だったり、ハーモニーを重ねたり、深いリバーブのギターだったり、ゆったりとしたドラム、激しいディストーションのベースだったりね」
「エロール・アルカンは思慮深いエロクトロニックの魔術師の帽子を被ってくれてね、僕らのハーモニーをサンプリングして、それをシンセサイザーの音色にしたりしてるんだ。最終的にそれを使って、他の曲にも当てはめたりしてね。この曲は時差ボケみたいなサウンドにしたかったんだ。ヴァリスピードを使って、すべての音源を実際のテンポより速くしたり遅くしたりして、レコーディングしたんだ。1966年のザ・ビートルズと1988年のマイ・ブラッディ・ヴァレンタインを合わせたみたいな感じだね……それって言い換えればライドなんだけどさ」
北米ツアーの日程は以下の通り。
07-17 Toronto, Ontario – Massey Hall
07-19 Boston, MA – Royale
07-20 New York, NY – Terminal 5
07-22 Philadelphia, PA – TLA
07-23 Washington, DC – Sixth & I
バンドは新作についてウィチタ・レコーズと契約しており、通算5作目となる新作は現在のところ夏にリリースされる予定となっている。アルバムはエロール・アルカンがプロデュースを手掛けており、アラン・モルダーがミックスを担当している。
シューゲイザーの先駆者と言えるライドによる現時点での最新のフル・アルバムは1996年3月にリリースされた『タランチュラ』となっており、バンドはこの年、解散している。
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