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アデルの2度目となる主要3部門制覇で幕を閉じた第59回グラミー賞について、ビヨンセの妹のソランジュはフランク・オーシャンによるグラミー賞への批判を引用することで、自身の考えを表明している。

アデルと同じく主要3部門にノミネートされていたビヨンセだったが、結果として最優秀アルバム賞はアデルの『25』が、最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞はアデルの”Hello”がそれぞれ受賞している。ビヨンセが主要部門を受賞できなかったことについてはオンライン上で物議を醸しており、アデル本人も受賞スピーチでビヨンセの『レモネード』が最優秀アルバム賞を受賞すべきだったと語っている。

ソランジュはグラミー賞を主催するザ・レコーディング・アカデミーへの批判に加わっており、グラミー賞への批判を綴ったフランク・オーシャンのタンブラーへのリンクを投稿し、そこに「フランク、元気?」と添えていた。ただし、このツイートはその後削除されている。

フランク・オーシャンが現地時間2月11日のグラミー賞授賞式前夜に投稿した文章には、昨年のグラミー賞でテイラー・スウィフトの『1989』ではなく、ケンドリック・ラマーの『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』が最優秀アルバム賞を受賞すべきだったと指摘する箇所があり、ソランジュは主要部門の受賞結果を受けて当該の箇所に言及していた可能性が見られている。

http://frankocean.tumblr.com/post/157125310721/ok-ken-and-david-as-much-as-i-hate-to-make-you

ビヨンセは今年のグラミー賞で最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム賞と最優秀ミュージック・ビデオ賞を、ソランジュは最優秀R&Bパフォーマンス賞をそれぞれ受賞している。

また、先述の通り、アデルも自身の作品ではなく、最優秀アルバムにはビヨンセの『レモネード』がふさわしいと考えていたことを明かしており、受賞後の記者会見では「最優秀アルバムを取るために、ビヨンセは他に一体何をしなければならないっていうの? それが私の感じたことね」と語っている。

また、受賞結果を受けてアーケイド・ファイアのウィン・バトラーやディプロらもオンライン上で反応を示している。

グラミー賞主要部門の受賞結果に対するミュージシャンたちの反応は以下の通り。

「トライブ・コールド・クエストに感謝を。励まされたよ。もし僕らも敬意を示せるなら、『レモネード』が最優秀アルバムだね」

「バカバカしい」

「ビヨンセ愛してるよ。グラミーの投票者たちが思い切って『レモネード』のような個人的な考えを示してくれたらよかったのに。でも、いつも通りアデルにも愛を送るよ」

「さっきケンドリック(・ラマー)と話したんだ。クイーン・ビーが最優秀アルバム賞のトロフィーを受け取らなかったことにご立腹だったよ」

「フランク(・オーシャン)ならこれが何を意味するか知ってるかもね」

「親愛なるビヨンセ。ずっと私のクイーンよ」

https://twitter.com/TalibKweli/status/831000239578443780

「アデルは自分でカニエをやったね。『もう終わらせるけど……でも、ビヨンセが』ってね」

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