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ビヨンセがグラミー賞授賞式のパフォーマンスで着た衣装を手掛けたデザイナーがその制作過程について明かし、50人によって1週間がかりで制作したものであることが明らかになっている。

ビヨンセは最優秀アルバム賞と最優秀レコード賞をアデルに譲る形となったが、授賞式では拍手喝采に迎えられることになったパフォーマンスを行い、最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム賞と最優秀ミュージック・ビデオ賞を受賞している。

ビヨンセがパフォーマンスで身に着けた金色の豪華な衣装についてデザイナーのピーター・デュンダスは「グスタフ・クリムトの影響と、エルテによるアールデコのモチーフ、それとビヨンセの“Love Drought”の歌詞をミックスしたものなんだ」と『ヴォーグ』誌に語っている。

10年以上にわたってビヨンセの衣装を手掛けているピーター・デュンダスは次のように続けている。「ビヨンセと僕には長く仕事をしてきた関係があるんだけどね。彼女はいろんなレベルで信頼できたり、通じ合える人を求めてたんだと思うよ」

「僕は衣装の中に物語を作るのが好きなんだ」と彼は語っている。「そうすることで面白い形で彼女を讃えることができるんだよね」

一方、アデルは第59回グラミー賞授賞式で自身が主要部門の3部門を受賞したことを受けて、異例の記者会見に応じ、ビヨンセへの思いを語っている。

「彼女が受賞すべき時だと思ってたわ」とアデルは語っている。「最優秀アルバムを取るために、ビヨンセは他に一体何をしなければならないっていうの? それが私の感じたことね」

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