パール・ジャムの元ドラマーであるデイヴ・アブラジーズは、ロックの殿堂入りを果たしたパール・ジャムのメンバーの中に自身の名前がなかったことを批判している。
現地時間12月20日、パール・ジャムは、トゥパック・シャクール、イエス、ジ・エレクトリック・ライト・オーケストラらと共に、ロックの殿堂入りすることが明らかになっている。
しかし、この殿堂入りにはパール・ジャムの特定のメンバーしか含まれていない。1991年から94年までパール・ジャムで活動したドラマーであるデイヴ・アブラジーズは、自身がこの殿堂入りメンバーから除外されたことで、満足していないという。
デイヴ・アブラジーズは以下のような投稿をしている。
「ほんとに…ロックのクソ殿堂はさ。ああ」と彼はフェイスブックに綴っている。「俺にとってはまったく何の意味もない。この文章を誰かのケツに突っ込んでやるよ」
「候補者名簿の作成のときに、ノミネートされた候補のバンドのメンバーは大むね最も影響力のある作品の時期に活動してたメンバーが選ばれるんだ」
彼は次のように続けている。「どうして275以上の公演や38%のレコード売上があいつらの基準に合わないのかわからないね……もしタイムトラベルができるならこのことについてもっと書けるかもしれない……とにかく今は、初のソロ・アルバムを発表できることを楽しみにしているよ。君たちが意見をシェアしてくれること、君たちの愛と応援に感謝してるよ」
デイヴ・アブラジーズをロックの殿堂入りのメンバーに含めようというインターネット上での署名活動が行われており、それについては次のように述べている。「このおかしな事態について意見を上げてくれてありがとう……みんなの多くの人たちが立ち上がって、自身のことみたいに声を上げてくれているのを俺は本当に誇りに思うよ。確かに打ちのめされているのは俺だけど、本当に君たちの支援のおかげでロックの殿堂に入れてくれって迫ることができたんだ。ここは俺や仲間たちが自由に僕らの時間や音楽をエンジョイしたりして、自由に時を過ごす場所なんだ。テーブルの1つの席のために1万ドルも払わなくてもいいホールなんだ」
さらに、デイヴ・アブラジーズは以下のようなファンの投稿をシェアしている。「今日、パール・ジャムのロックの殿堂入りが発表された。ドラマーのデイヴ・アブラジーズが含まれないのはおかしな事実だ。デイヴィッドは、バンドが影響力を持っていた期間にツアーとレコーディングでのドラマ-だった。僕はみんなに、パール・ジャムの音楽やライヴのチケットをこれ以上買うことを控えて、このバカみたいな決定に抗議してほしい。それは多分小さな意志表示だけど、それでも意志表示だ。バンドがデイヴィッドを見限ったように、僕らもバンドを見限ろう」
パール・ジャムはデイヴ・アブラジーズのコメントに対していまだ何の反応も示していない。
ロックの殿堂入りの記念セレモニーは、4月に行われる予定となっている。
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