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ザ・キンクスが10枚組のモノラル音源によるアナログ盤ボックスセットを11月18日にリリースする予定であることを発表している。

10枚のアナログ盤には1964年から1969年までにリリースされた音源が収録される予定で、『ライヴ・アット・ケルヴィン・ホール』を含む、最初の8枚のアルバムのモノラル音源が収録される。またボックスセットには、1970年にリリースされた2枚組のボーナス盤LPコンピレーションの『ザ・キンクス』のほか、48ページの未発表の写真とレイ・デイヴィス、デイヴ・デイヴィス、ミック・エイヴォリーの最新インタヴューを掲載したブックレットも同梱される。

『ザ・モノ・コレクション』に収録されるアルバムは以下の通り。

『キンクス』(1964年)
『カインダ・キンクス』(1965年)
『キンク・コントラヴァーシー』(1965年)
『フェイス・トゥ・フェイス』(1966年)
『サムシング・エルス』(1967年)
『ライヴ・アット・ケルヴィン・ホール』(1967年)
『ヴィレッジ・グリーン・プリザヴェイション・ソサエティ』(1968年)
『アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡』(1969年)
『ザ・キンクス』(ザ・ブラック・アルバムとも呼ばれる)(1970年 コンピレーションアルバム)

今年6月、レイ・デイヴィスはバンドの再結成をめぐる噂について言及している。71歳のレイ・デイヴィスと69歳の弟のデイヴ・デイヴィスを中心とするザ・キンクスは30年以上にわたって莫大なセールスを上げ、1996年に解散している。

レイ・デイヴィスと劇作家のジョー・ペンホールによって制作されたミュージカル「サニー・アフターヌーン」がバンドにとって新世代のファンを生み出しており、同作は“Sunny Afternoon”をはじめ“Waterloo Sunset”、“You Really Got Me”といった楽曲の物語を語るものとなっている。

レイ・デイヴィスは昨年12月にイズリントン・アセンブリー・ホールで行われた公演で短いながらもデイヴ・デイヴィスと共演を果たしており、これがバンドの再結成の噂に火を点けることとなった。

『イヴニング・スタンダード』紙に対してレイ・デイヴィスは、先日の束の間の再結成について言及している。「今も払拭するのに長い時間がかかってるんだ。ちょっとの間、彼と共演したけど、あの公演を理由に、再結成について話をし始めると考えるのはあまりにもロマンチックだと思うよ」

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