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レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスはインタヴューで90年代にバンドが危機を迎えていたことを振り返っている。

レッド・ホット・チリ・ペッパーズは今年6月に最新作『ザ・ゲッタウェイ』をリリースしており、9月27日のスペインのマドリッド公演からヨーロッパ・ツアーを再開させる予定となっている。

チャド・スミスはフィンランドのラジオ局『レディオ・ロック』のインタヴューに答え、1997年の『ワン・ホット・ミニット』ツアー後のバンドの混乱のなか、マネージャーが辞めたことなどもあり、今後も活動を続けていけるのかどうか不安だったことを語っている。

「1997年の『ワン・ホット・ミネット』ツアーの後、そんなに多くのことが起きたというわけじゃないんだ。バンドにちょっと混乱があったり、マネージャーがバンドを離れることにして、マネージャー業自体を辞めたんだよね。その時は、もうどうなるか分かんないな、これで終わりかもしれないって思ったね。ジョン(・フルシアンテ)が戻ってくるとはまったく思ってなかったし。新しいギタリストを探すって考えただけで気力がなくなりそうだったよ。デイヴも辞めたがってたし、まあ、お互いそういう風に思ってる節はあったから、彼はジェーンズ・アディクションに戻ったんだ」

チャドはさらに次のように続けている「バンドにあまり良くない流れが来てたんだ。まるで荒地みたいになってたっていうかさ。こうなってから数ヶ月くらいは、『このままの状態で続いていくのか?』みたいに思ってたんだ。バンドを辞めたいって一度も思ったことはなかったけど、バンド自体が続いていきそうな感じがしなくてね。空中分解しかけてたんだよ。そしたら、ジョンが帰ってきて、すべてが変わったんだ」

また、チャドは『ステイディアム・アーケイディアム』がトリプル・アルバムになりかけていたことを明かしている。

「俺たちはあの時は結構クレイジーでさ、(『ステイディアム・アーケイディアム』を)トリプル・アルバムにしようとしてたんだ。それなりに長い間活動してない時期があって、そっから戻ってきてからはたくさん曲を書いたんだ。70曲くらいかな? 確か50曲くらいはレコーディングしたんだ。リックが『よし! トリプル・アルバムだぜ!』って感じだったんだけど、俺たちは28曲くらいに抑えたんだよ」とチャドは語っている。

「バンドにとってすごくクリエイティヴな時期だったね。大量に曲を書いたし、『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』をレコーディングした家に戻ったんだ。そこに戻ってすごく良い気分だったよ。そんな苦労もなくいろいろ思い浮かんだし、レコーディングもすごく楽しかったんだ。ただ純粋に音楽だったんだよね」

先日、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストであるフリーと、バンドの元ギタリストであるデイヴ・ナヴァロは一緒に活動していた時期のアルバム『ワン・ホット・ミニット』についてツイートしている。

デイヴ・ナヴァロは「このアルバムが大好きだって人も大嫌いだって人もいるってのを、俺もわかってるけど、俺は今でもこのアルバムを誇りに思ってるし、素晴らしい時間を過ごすことができたと思ってるよ!」とツイートしている。このツイートに対して、フリーは「一緒にできて本当に嬉しかったよ」と返している。

https://twitter.com/flea333/status/775372742770233344

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