Andy Hughes/NME

Photo: Andy Hughes/NME

モリッシーは、今週の頭にサンフランシスコ国際空港で、空港のセキュリティースタッフからセクハラを受けたと主張している。

モリッシーは、自身のファンサイト「トゥルー・トゥー・ユー」に投稿したメッセージの中で、7月27日の月曜日、ロンドン行きのブリティッシュ・エアウェイズへの搭乗手続きをしていた時に事件は起きたと述べている。

「立ったままボディスキャンされたりと、通常の空港セキュリティーの手続きを通って、全部パスしたんだ。ブザーが鳴ることもなかったし、何も異常はなかった」とモリッシーは書いている。

彼は続けて、「並べられたトレーから持ち物を取ろうとしていたら、“空港のセキュリティースタッフ”って奴が近づいてきて止められたんだ。そしたら、そいつは俺の前にかがんで、俺の下半身をまさぐりやがった。別の年配のセキュリティースタッフが近づいてきたら、そいつは俺からスッと離れていったんだ」と説明している。

「俺にセクハラを働いたそのスタッフは、 “ゼネラル・マネージャー・オン・デューティー”という役職の人物だったと特定できた。幸運なことにその場にはブリティッシュ・エアウェイズの特別サービス係が2人一緒にいて、セクハラにびっくりした彼らが、俺に苦情を申し立てるよう助言してくれたんだ」

モリッシーは、初めは訴えることに気乗りしなかったようで、「“権力”に対して苦情を申し立てることに何か意味があるのかと聞いたよ。苦情は罪を犯した幹部を守るためだけに集められ、事態を悪化させるに決まってる」と書いている。

「ブリティッシュ・エアウェイズの特別サービス係は、苦情を言うことには意義があると言ってくれたし、だから俺はちゃんと申し立てをすることにしたんだ」

モリッシーはまた、疑いをかけられたスタッフがセクハラを否定したとも主張している。

「『それは単にあなたの意見だ』と言われたこと以外、彼はコメントを差し控えているんだけどね。だけど、俺の下半身は俺の物で、他の誰のものでもないからね。だから、俺の意見にも意味があるはずだ。まあ、もちろん、そのスタッフが言いたかったのは、『あなたの意見は法律上の見地から見ると何の意味も持たない』ということだったけどね」

「『それは単にあなたの意見だ』という発言は、そのスタッフが俺の質問を聞く前に自らの口から発したものだ。彼は自分が直面していることに気がついているが、(事件のすべてが確実にCCTVカメラでとらえられているにもかかわらず)自分の立場が脅かされることは決してないことも知っているんだ」

「不滅の官僚主義のために、このスタッフに対する俺の申し立ては目を通されることがないか、もしくは無視されるだろう。なぜなら、みんなが知っての通り、官僚主義に関わると、嬉しい驚きなんていうものはあり得ないことだからね」

「でも、はっきりしていることは、サンフランシスコ国際空港を使って旅行するときは、いわゆる“セキュリティースタッフ”から性的虐待を受けることを覚悟すべきだってことさ。そいつらは、みんなの安全のためだけに、本当に用心しているように見せかけているんだよ」

『NME』はブリティッシュ・エアウェイズとサンフランシスコ国際空港に対し、本件に関するコメントを求めているが、まだ回答は得られていない。

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