元ブリンク182のギタリスト、トム・デロングが、オアシスのリアム・ギャラガーこそ「この世で最もパンク・ロックな存在」だと語っている。
アーニー・ボールによるミュージシャンたちのドキュメンタリー・シリーズ「ザ・パースィート・オブ・トーン」の最新エピソード予告で、トム・デロングが、パンクに対する彼の意見とブリンク182時代の思い出をいくつか語っていると米『ローリングストーンズ』誌が伝えている。
その映像はこちらから。
映像の中で、彼はオアシスと同じ日に3人でラジオ番組に出演し、パフォーマンスした思い出を語っている。「俺はキャップを横向きにかぶり、鼻にはピアスをして楽屋に座っていた時のことを思い出すよ。ドアが開いて、トレンチコートを着てビートルズの髪形をした男どもが入って来た。俺の最初のリアクションは『クソッ、めちゃくちゃクールだ。でも、あいつらパンク・ロッカーじゃないな、まあいいけどさ』というようなもんだったんだ」
トム・デロングは、パフォーマンスの後にリアム・ギャラガーが衣装部屋に入ってきて、彼らに「ブリンク182か」と訊いてきた話を続けている。「彼は『アメリカで見た中では最高だ』と言ったんだ。俺は『俺らのことが好きなのか!』と言うと、彼は『そうは言ってないけど、アメリカで見た中では一番だったよ』と言って、ドアを閉めたんだよ」
「それで、俺は他のヤツラを見て『すげえな、あいつは俺が人生で出会った人間の中で一番パンクロックなヤツだ』と言ってさ。その後、オアシスの大ファンになって、その日以来、パンク・ロックを聴くのをやめて、他の音楽を聴き始めたんだ」
彼はまた、オーストラリアでジョー・ストラマーに出会った時に彼に「心を開け」と言い、パンクの意味について語ってくれたことを話している。
「パンク・ロックの精神は子どもでも受け入れられて、ユニークになれて、個性的になれて、そして社会のはみだし者という真実を祝えるという点にあるんだ。はみだし者になればなるほど、君は自分自身を感じられる。何者でもないと他人を判断しようとするなら、それは間違った使い方なんだよ」
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