ROSS GILMORE/NME

Photo: ROSS GILMORE/NME

マムフォード・アンド・サンズは自身がヘッドライナーを務めたスウェーデンのフェスティバルで参加者がレイプされたのを受けて、フェスティバルへの幻滅を露わにしている。

ノルチェピングで開催されたブラヴァラ・フェスティバルでは5件のレイプと、12件の性的暴行が報じられている。

マムフォード・アンド・サンズはザ・1975、ウィズ・カリファ、ラムシュタイン、ビッフィ・クライロ、バスティル、バンド・オブ・ホーセズ、テネイシャスD、エディターズ、アクション・ブロンソンらと共にこのフェスに出演している。

マムフォード・アンド・サンズはフェイスブックでこの被害を嘆く声明を発表しており、フェスティバルの防犯が改善されるまではブラヴァラ・フェスティバルに出演しないことを表明している。

https://www.facebook.com/mumfordandsons/posts/10154373458853793

声明の全文訳は以下の通り。

「先週末のブラヴァラ・フェスティバルで起こったことを聞いて愕然としています。フェスティバルは音楽と人々を祝福する場であり、行って安全を感じる場所であるべきです。おぞましい報道を聞いて打ちのめされています。

報道されているような性的暴行が忌まわしくも高い確率で起きたことについて、対策しているという警察や主催者からの保証がない限り、このフェスティバルには二度と出演しません」

ブラヴァラ・フェスティバルはこの週末に多数の性的暴行が確認された二つのスウェーデンのフェスティバルのうちの一つで、カールスタードで開催された無料のフェスティバル、プッティ・イ・パルケンでは35件の痴漢行為があったほか、12歳の少女への性的暴行も報じられている。7人の男性が犯行への関与を問われている。

スウェーデンの反レイプのチャリティ団体は、フェスティバル参加者の保護を十分に行っていなかったとフェスティバルの主催者を非難している。チャリティ団体のナットスキフテットの広報担当者であるリーセン・アンダーソン・フローマンはスウェーデンの通信社「TT」に次のように語っている。「フェスティバルの主催者はこのことを深刻に受け止めなければなりません。かなりの長い時期を経て、彼らも理解しようとしています。しかし、起きているのはほんの一部なのです」

警察の広報担当者はセキュリティを強化すべきことを受け入れており、「批判は理解できます。こうした深刻な犯罪が起きる限り、もちろん、十分ということはあり得ません」とコメントしている。

警察はフェスティバル・シーズンが始まる6月に意識向上を目的とした痴漢行為防止のためのキャンペーンのブレスレットを配布していた。ブレスレットの配布が必要だったという事実が、スウェーデンのフェスティバルが抱えている問題を象徴している。

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