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ザ・ローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズが1962年7月にチャーリー・ワッツをバンドに誘った手紙がオークションに出品されることが明らかになっている。
この手紙はザ・ローリング・ストーンズがロンドンのマーキー・クラブで初の公式ライブを行う数日前に送られたものとなっている。ザ・ローリング・ストーンズは初期のリハーサルでは後にザ・キンクスのドラマーとなるミック・エイヴォリーをドラマーとしており、数ヶ月、トニー・チャップマンと共にライヴを行っていた時期もあるが、どちらも正式なメンバーではなかった。
チャーリー・ワッツは当時アレクシス・コーナーズ・ブルース・インコーポレイテッドのドラマーだった。ブライアン・ジョーンズは手紙に次のように綴っている。「もし、今後アレクシス・コーナーと活動するつもりがなく、R&Bをやり続けたいのなら、僕らはいいドラマーを探しているんだ。すでにアレクシス・コーナーのバンドより自分たちのほうがいいバンドだと思っている。僕らはまとまりのあるサウンドになってきているんだ。月曜日、水曜日、金曜日にリハーサルをやっている。とにかく、時間があったら、どうするか教えてくれないか。よろしく、ブライアン・ジョーンズ」
追伸としてブライアン・ジョーンズは次のように述べている。「興味があるなら、今のメンバー構成はギタリスト2人とハーモニカ、ピアノにドラムというラインナップなんだ。ベーシストも入れるつもりだよ。今のドラマーはひどいもんなんだ」
チャーリー・ワッツは当初、ブライアン・ジョーンズの誘いを断っている。その後、ザ・ローリング・ストーンズはトニー・チャップマン、スティーヴ・ハリス、カルロ・リトル、コリン・フォルウェルといったドラマーを入れ替わりで迎えながら活動を続けたが、手紙を受け取ってから6ヶ月後の1963年1月、チャーリー・ワッツはザ・ローリング・ストーンズに加入している。チャーリー・ワッツは亡くなる2021年までバンドに在籍していた。
この手書きの手紙と封筒は12月15日にニューヨークのサザビーズで開催される「ロック&ポップ・セール」に出品され、予想落札価格は7万〜8万ドルとなっている。
サザビーズの音楽・ポップカルチャー専門家であるクレイグ・インシアディは次のように語っている。「この手紙には非常にパーソナルなものがあります。ブライアン・ジョーンズの声が聞こえてくるようで、特に追伸の『今のドラマーはひどいもんなんだ』という一節には率直にそれが表れています。愉快で、単刀直入で、人柄にあふれています。ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ブライアン・ジョーンズがいかに強い気持ちでチャーリー・ワッツを迎えようとしていたかも伝わってきます。その後に築かれた並外れた音楽的パートナーシップを知る今となっては、この手紙を読むことは、より一層興味深い体験となるはずです」
2023年、キース・リチャーズは自宅に飾られている亡くなったドラマーのチャーリー・ワッツの写真を日々拝んでいると語っている。
「毎日、チャーリー・ワッツのことが惜しまれるよ」とキース・リチャーズは語っている。「ベッドルームを出ると、最初に目に入るのが階段のところにあるチャーリー・ワッツの写真なんだ。毎日、階段を降りる時に拝んでいるよ。チャーリー・ワッツは頼りになる男だった」
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