
Photo: GETTY
ニール・ヤングはドナルド・トランプ大統領に対して10年以上にわたって“Rockin’ in the Free World”を使わないよう求めてきたが、ドナルド・トランプ大統領とその陣営が使用を禁じる法的合意を再び無視したとして法的措置を取ることとなっている。
今回、ニール・ヤングは現地時間10月26日にオハイオ州ヤングスタウンで10月12日に行われた中間選挙の集会で許可なく楽曲が使われたとしてトランプ47委員会を相手取って著作権侵害の申し立てを行っている。申し立ては1000万ドルの損害賠償に加え、今後同委員会がニール・ヤングの楽曲を使用することを差し止める命令を求めている。
ニール・ヤングの弁護士がこうした申し立てを行ったのは初めてではない。2020年のアメリカ大統領選挙の際も“Rockin’ in the Free World”や“Devil’s Sidewalk”を集会で使ったとして、ニール・ヤングは法的措置を取っている。この時はドナルド・トランプ陣営が今後“Rockin’ in the Free World”を無許可で使用しないと約束したことで解決に至っていた。
楽曲使用を巡る対立はその前から続いており、2015年6月にドナルド・トランプ大統領がトランプ・タワーで大統領選挙への出馬を表明した際、“Rockin’ in the Free World”が使用されたことにニール・ヤングは異議を唱えていた。当時もドナルド・トランプ陣営はその後、同曲の使用を停止すると述べていた。
今回の訴状では“Rockin’ in the Free World”がドナルド・トランプ大統領とは極めて相容れないものであることも指摘されている。1989年に発表されたこの曲は高揚感のあるコーラスとは対照的に、貧困、依存症、ホームレス問題、社会の荒廃といった情景を描き出している。訴状には「要するに、この曲はドナルド・J・トランプが掲げるあらゆる信条と正反対のものだ」と記されている。
ニール・ヤングはヴァージニア州東部連邦地方裁判所に申し立てを行っている。今後の展開はトランプ47委員会への正式な訴状送達後となる。連邦裁判所の規則では、被告は訴状の送達から通常21日以内に、答弁書を提出するか、あるいは異議申し立てを行う必要がある。
Copyright © 2026 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.



