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ザ・ホリーズは63年にわたるツアー活動の終了を発表して、イギリスのポップ・ミュージック界で最も長く活動してきたバンドの一つがその歴史に幕を下ろすことになっている。
ザ・ホリーズは現地時間8月20日に声明を発表しており、ギタリストのトニー・ヒックスが健康上の理由でツアー活動から退くことが明らかになっている。もう一人の長年のメンバーであるドラマーのボビー・エリオットも、バンドメイトとの連帯を示す形で引退することを表明している。
「60年以上を経て、ザ・ホリーズのツアー活動は終わりを迎えます。支えてくださった世界各国のファンには大きな感謝しかありません」
ザ・ホリーズは幼なじみのアラン・クラークとグラハム・ナッシュによって1962年にマンチェスターで結成されている。トニー・ヒックスは1963年に加入しており、その後、バンドはアビイ・ロード・スタジオでパーロフォンのオーディションに合格している。1963年8月にはトニー・ヒックスがかつて在籍していたバンド、ザ・ドルフィンズの仲間だったボビー・エリオットが加わり、ベーシストのエリック・ヘイドックが加わって、黄金期のラインナップが完成することとなっている。
ザ・ホリーズは独自の3声ハーモニーで知られ、“I’m Alive”、“Bus Stop”、“He Ain’t Heavy, He’s My Brother”、“Stop Stop Stop”、“The Air That I Breathe”といったヒット曲で、ブリティッシュ・インヴェイジョンを代表するバンドの一つとなっている。
グラハム・ナッシュは1968年12月に脱退して、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングに参加している。グラハム・ナッシュの後任メンバーとしてはテリー・シルヴェスターがザ・ホリーズに加入している。アラン・クラークは2000年にバンドでのライブ活動から引退している。
トニー・ヒックスとボビー・エリオットは一貫してバンドに在籍し続け、ここ20年間は、シンガーのピーター・ハワース、ギタリストのスティーヴ・ローリ、ベーシストのレイ・スタイルズ、キーボーディストのイアン・パーカーと共に活動していた。ザ・ホリーズの最新アルバムは2009年発表の『ゼン、ナウ、オールウェイズ』となっている。
ザ・ホリーズは2010年にロックの殿堂入りを果たしたが、授賞式当日の夜にザ・ホリーズとしてのコンサートが既に予定されていたため、トニー・ヒックスとボビー・エリオットは式典に出席していない。
2017年、フー・ファイターズのドラマーだったテイラー・ホーキンスはザ・ホリーズの“The Air That I Breathe”を「自分が書きたかった曲」の5曲の一つとして挙げている。この曲はレディオヘッドの“Creep”に影響を与えたことでも有名で、後にソングライターのアルバート・ハモンドとマイク・ヘイズルウッドが“Creepのクレジットに名を連ねることとなっている。
“He’s Not Heavy, He’s My Brother”は1988年の再リリース時に全英シングル・チャート1位を記録しており、ザ・ホリーズはキャリアを通じて世界中で6000万枚以上のレコードを売り上げている。
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