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ジミ・ヘンドリックスはステージに忍び込んだ演劇専攻の学生が撮影していたウッドストック・フェスティバルの未公開映像が公開されている。
1969年にニューヨーク州ベセルで開催されたウッドストック・フェスティバルでジミ・ヘンドリックスは当時、結成間もなかったバンドであるジプシー・サンズ&レインボウズを率いてステージに立っている。
バンドはベーシストのビリー・コックス、ギタリストのラリー・リー、パーカッショニストのジュマ・サルタンとジェリー・ヴェレツ、ドラマーのミッチ・ミッチェルという編成となっていた。
ジミ・ヘンドリックスのステージはウッドストック・フェスティバルを締めくくる形で披露されており、今年で57周年を迎えている。それに際して『ジミ・ヘンドリックス:ライヴ・アット・ウッドストック – ア・セカンド・ルック』と題した映像が公開されている。
新たな映像の一部は当時22歳の演劇専攻の学生が撮影したもので、彼は演奏中にステージへ忍び込み、オープンリール式のビデオテープ2本を使ってその様子を記録していたという。
その学生はアルバート・グッドマンという人物で、ギターを運ぶ友人の背後に隠れるようにしてステージに上がり、パーカッション奏者のジュマ・サルタンの背後から撮影を行っている。彼はライヴ全体を記録するために雇われた撮影クルーの一員だと思われていたようで、その映像にはわずか4.5m前に立つジミ・ヘンドリックスの姿が捉えられている。
新たに発見された映像には“Purple Haze”、“Voodoo Child”、“Message To Love”、“The Star-Spangled Banner”、“Hear My Train a Comin’”の演奏が記録されており、ジミ・ヘンドリックスの公式YouTubeチャンネルでは“Message To Love”の映像が公開されている。
映像はこちらから。
ライブから数日後、ヒッチハイクをしていたアルバート・グッドマンは、偶然にもジミ・ヘンドリックスの関係者と親しいドライバーに出会ったとのことで、ウッドストック・フェスティバルで撮影した映像について話すと、そのドライバーは学生がジミ・ヘンドリックス本人にその映像を上映できるよう手配したという。
その後、30年にわたって映像を保管していたアルバート・グッドマンはジミ・ヘンドリックスの遺族にその映像を提供している。
ジミ・ヘンドリックスについてはベーシストのノエル・レディングとドラマーのミッチ・ミッチェルの遺産管理人が著作権をめぐるソニー・ミュージックとの裁判で敗訴したことが明らかになっている。
ベーシストのノエル・レディングは2003年に57歳で亡くなっており、ドラマーのミッチ・ミッチェルは2008年に62歳で亡くなっているが、二人の遺産管理人はジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのアルバムへの貢献に関連する収益の分配から一貫して排除されてきたと主張していた。
判決は今年4月に下されており、ジョンソン判事は遺産管理人側の訴えを棄却し、レコーディング契約の条項は「明確かつ疑う余地のない」ものであると述べている。
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