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グレン・ハンサードがダブリンでバイク事故によって亡くなった。享年56歳だった。

ダブリン北部出身で、ザ・フレイムスのフロントマンとして活動していたグレン・ハンサードはそのソロ・アルバムで知られており、最新作は2023年発表の『オール・ザット・ワズ・イースト・イズ・ウェスト・オブ・ミー・ナウ』となっていた。また、マルケタ・イルグロヴァとのデュオ、ザ・スウェル・シーズンとしても活動しており、二人による楽曲“Falling Slowly”は高い評価を受けた2007年公開の映画『ONCE ダブリンの街角で』で使用され、アカデミー賞を受賞している。

グレン・ハンサードは90年代に結成したザ・フレイムスで6枚のアルバムをリリースしており、2004年発表の『バーン・ザ・マップス』は母国アイルランドで1位を獲得している。

その後、グレン・ハンサードは俳優としての活動も広げ、前述の映画『ONCE ダブリンの街角で』では音楽を担当しただけでなく、ジョン・カーニーが脚本・監督を務めた恋愛ミュージカル映画で「ガイ」という主人公を演じている。

その他の出演作としては、1991年に英国アカデミー賞を受賞した映画『ザ・コミットメンツ』があり、同作ではロバート・アーキンス、アンジェリン・ボール、アンドリュー・ストロングらと共演し、アウトスパン・フォスター役を演じている。

現地時間7月29日、グレン・ハンサードはダブリン近郊のルーカンで早朝に発生したバイク事故により亡くなったことが発表されている。事故は午前5時直前に発生した単独事故だったと報じられている。

グレン・ハンサードはマネージメント会社は声明で次のように述べている。「胸を痛めつつ、今朝早くグレン・ハンサードが亡くなったことを発表します。今もこのことにショックを受けていますが、この困難な時期はグレン・ハンサードの家族、仲間、友人のプライバシーに御配慮いただければと思います」

多くの追悼の声が寄せられており、ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズ、グラインダーマン、ダーティ・スリーなどで活動するウォーレン・エリスはインスタグラムで次のように述べている。「グレン、信じられないよ。君は素晴らしい人物で、誠実な友人だった。最近、ボストンでダーティ・スリーのライヴを観るために一晩かけて旅をしてくれた。そして、ゲストリストに名前を入れていたのに、知らないところでお金を払ってくれていた。常に期待を超えてくれる。常に音楽のこと、あれこれ、愛犬たち、そして人生の意味について語り合った。家族に愛を送るよ。胸を痛めている」

俳優のレイチェル・ゼグラーも追悼の意を表して、二人の写真と共に次のように述べている。「ずっとあなたのことが大好きです。今は安らかに眠ってください、友人よ」

ブルース・スプリングスティーンも訃報に「胸を痛めている」と述べている。「何年も前にアイルランドで出会い、何よりも素晴らしいミュージシャンであり、良き友人であり、心が広くやさしい人物だった。常に前向きで、笑っていて、歌う気構えができていた。彼とその愛する人々に神の御加護を」

U2のフロントマンであるボノは「天使のような存在だった。それは別世界のものではなく、確か実感を伴う存在だった」と述べている。「必要とあれば笑顔のいたずらっ子にもなってくれた。ダブリンのバリーマンが生んだ最高に音楽に優れていて、茶目っ気のある天使だった。気取らず、本当に親しみやすい人物だった」

ボノは次のように続けている。「ストリートの声だった。一人による天使の聖歌隊だった。私たちは地に足のついた天使ガブリエルの横に立てたことを有り難く思う。どんな形であれ、誰もが彼の聖歌隊の一員として迎えられるのだ」

事故の詳細は記事執筆時に当局からは発表されていない。BBCニュースは西ダブリン警察は事故を目撃した人々に情報提供を呼びかけている。

グレン・ハンサードはダブリンのストリートでバスカーからキャリアを始め、2016年発表のソロ・アルバム『ディドゥント・ヒー・ランブル』でグラミー賞の最優秀フォーク・アルバム賞にノミネートされている。グレン・ハンサードは妻で詩人のマイレ・サーリットサと、2022年に生まれた息子のクリスティを残している。

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