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オリヴィア・ロドリゴはベビードールの衣装を巡る「おかしな」議論について「私たちの文化において小児性愛がいかに常態化しているかを示している」と反論している。
衣装を巡る議論はサード・アルバム『恋に落ちた女の子にしては、なんだかずいぶん悲しそうだね』に収録される“Drop Dead”のミュージック・ビデオが公開されたことを受けて広がることなっている。
ミュージック・ビデオはオリヴィア・ロドリゴがクロエの2026年プレフォール・コレクションの衣装を身にまとい、パリのヴェルサイユ宮殿を駆け巡るものとなっている。オリヴィア・ロドリゴはライヴでもこうした衣装を踏襲しており、一部からは「子供っぽい」という批判が出ていた。
ベビードールの衣装について『ティーン・ヴォーグ』誌は「ゆったりとボディラインに沿ったミニ丈のドレス」と定義しており、「ベビードールは通常ノースリーヴか短いキャップスリーヴで、丈は短く、一般的に太ももの真ん中かそれより少し上まで」と説明している。
ファッション・インスタグラムの「DeuxMoi」の投稿には様々な賛否両論のコメントが寄せられている。ある人物は「なんでこうしたZ世代のポップスターたちは子ども服みたいなものを着てるんだ?」と述べており、別の人物は「床で腰を振る時に明らかに少女用の服を着ている」と批判している。
一方で擁護の声も寄せられており、「90年代のコートニー・ラヴを目指しているんだ。ただ似合っていないだけだよ」とある人物は述べており、「女性が着たい服を着ようとするのを責めるのはやめてほしい。『気持ち悪い』と感じさせる男性を責めるべきね」と別の人物は述べている。
別のファンは次のように述べている。「なんでみんな、こんなに騒いでいるの? 文脈がなくても、明らかに90年代のルックスでしょ。ガーリーで反骨精神あふれるロックな美学をうまく表現してるとも思う。男たちは最低だし、彼女は責められるべきじゃない。これが別のアーティストだったら議論の余地はあるかもしれないけど、オリヴィア・ロドリゴの芸術的視点は分かっているだけだから」
今回、オリヴィア・ロドリゴは『ニューヨーク・タイムズ』紙のポッドキャストで衣装に寄せられている批判に言及している。「あれには本当に腹が立った。自分のためではなくて――でも、どうでもいいけどね。みんな好きなことを言えばいい」
「本当におかしいのは、既にステージでちょっと露出度の高い衣装を着たことはあるということよね。キラキラのブラとショートパンツでステージに立ったこともあるし、それは私の権利で、楽しかったし、クールで、居心地も悪くなかった」
「あれは不適切と言われなかったのに、子どもっぽいと思われている服を着たら、不適切だと言われてしまった。それって私たちの文化において小児性愛がいかに常態化しているかを示していると思う」
オリヴィア・ロドリゴは次のように続けている。「幼い頃からずっと言われてきたのは『そんな服を着てはダメだ。そうすると男があなたの身体を性的に見るようになる。それはあなたの落ち度だ』という考え方だけど、おかしな感じよね。まったくセクシーだと思わないんだけど」
「私としては『これってクールね。キャスリーン・ハンナやコートニー・ラヴみたい』という感じだった。こうした人たちは私のヒーローで、クールだと思ったし、しっくり来た。『少女のようでセクシーだと変な人に思われたくない』とか、そんなクレイジーなことで服を着るようになったら、ちょっと道を見失っているような気がする」
オリヴィア・ロドリゴは次のように締めくくっている。「私は若い女性や女の子たちをとても大切に思っていて、そういう考え方を押し付けたくない。自分が意図していないのに男性に性的な目で見られることに対して、責任を負う必要はないと思う」
『ガーディアン』紙もオリヴィア・ロドリゴのベビードール・ドレスを巡る「モラル・パニック」の妥当性に疑問を呈していて、「ふんわりとした女性らしい美的価値観」は「1960年代から存在している」と指摘している。
一方、『インディペンデント』紙はロック研究家で博士号を持つジェイムス・ハウの言葉を紹介している。「オリヴィア・ロドリゴはオルタナティヴである1990年代の偉大なロックスターを参考にしていますが、そうしたロックスターの意味をもてあそんでいるようには思いません。彼女は本当に素敵に見えます。そこが違いです」
『インディペンデント』紙はベビードール・ドレスが第二次世界大戦中の物資不足の中で初めて流行したことも指摘しており、ジェイムス・ハウは「これらの短いドレスは、女性らしさの明るく新しい形として捉えられていました」と説明している。
オリヴィア・ロドリゴは通算3作目となるニュー・アルバム『恋に落ちた女の子にしては、なんだかずいぶん悲しそうだね』を6月12日にリリースすることが決定している。アルバムはトラックリストも公開されており、アルバムからは2曲目の楽曲として“The Cure”が公開されている。
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