
Photo: Matin Lead
ラ・ディスピュートは来たるニュー・アルバムより新曲“Environmental Catastrophe Film”の音源が公開されている。
新曲“Environmental Catastrophe Film”は9月5日にエピタフ・レコーズよりリリースされる6年ぶりとなるニュー・アルバム『ノー・ワン・ワズ・ドライヴィング・ザ・カー』に収録される。
“Environmental Catastrophe Film”の音源はこちらから。
“Environmental Catastrophe Film”はアルバムの第二幕を飾る楽曲で、ヴォーカリストのジョーダン・ドレイヤーは第二幕について次のように語っている。
「第二幕は──おおよそアルバムの主題的な中心にあたる楽曲で、3部構成のひとつの曲として作られている。物語はまず、家の近くの森林地帯にある小川のほとりで、ひとりの少年がワニガメを水面の上で抱えている場面から始まる。その後、川の流れを辿って都市の中心を流れる本流へと移り、さらに都市そのものの簡潔な歴史──入植、改革派教会の設立、初期の経済成長を牽引した家具産業──をなぞっていく」
「そこから再び、小川のほとりにいる少年へと戻る。彼は、自分がまったく制御できていないことを、暴れまわるカメの姿に見る。続いて教会で、予定説、人間の根源的かつ完全な堕落、そしてその家族の神による抗しがたい恩寵についての説教を聞く。物語の終盤、彼は大人になって初めて、旧友の自殺による葬儀のために再びその教会を訪れる。そこから話は再び小川へと戻り、それは人生や時間の隠喩として描かれる。我々が人生の中でもっとも制御できないもの──それが時間は動き続け、その方向もまた変えることができないという事実だ」
「最終部では、都市の家具製造の歴史が再び登場し、さらなる隠喩として提示される。人間は“未加工の木材”であり、時間という旋盤に固定され、刃に対して回転させられながら、自らの破片を削られていく──新しい形へと至るその途中で。それは有用なもの、美しいもの、あるいはそのいずれでもないものかもしれない。そして削られて落ちた木片は一日の終わりに掃き集められ、炉の中へと投げ込まれる──燃やされ、煙として吸い込まれ、熱として感じられ、大気中に拡散された後、やがて雨として再び戻ってくる。そして旋盤の上に残った木材は目的を与えられ、椅子の背やテーブルの脚として用いられる」
「このイメージから再び視点は絞られていく──誰かとともに生きる人生へと。最終的に語り手は、共有する家具とその家を通して、人生の混沌に対して安らぎを見出していく。それは、共に暮らしてきた相手との記憶であり、家から家へと共に移動させてきた家具たちに象徴されるものだ」
新作のトラックリストは以下の通り。
I Shaved My Head
Man with Hands and Ankles Bound
Autofiction Detail
Environmental Catastrophe Film
Self-Portrait Backwards
The Field
Sibling Fistfight at Mom’s Fiftieth / The Party’s Over
Landlord Calls the Sheriff In
Steve
Top-Sellers Banquet
Saturation Diver
I Dreamt of a Room with All My Friends
No One Was Driving the Car
End Times Sermon
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