
Photo: GETTY
キッスは伝記映画でポール・スタンレー役をニック・ジョナスが演じると報じられている。
『デッドライン』によれば、長年企画されていたキッスの伝記映画『シャウト・イット・アウト・ラウド(原題)』はようやく形になりつつあり、2025年の年末ないしは2026年初頭に制作開始を目指す予定だという。ニック・ジョナスの出演については正式発表されていないが、情報筋は合意に「近づいている」と語っている。
映画の製作について具体的な詳細は明らかになっていないものの、『デッドライン』は1970年代のバンドの結成期を描くと報じている。過去の報道でもキッスのキャリアにおける最初の4年間を扱うと報じられていた。
ニック・ジョナスはポール・スタンレーがリード・ヴォーカルを取る名曲を自身のヴォーカルでレコーディングするとも見られているが、「ポール・スタンレーのジェット・エンジンみたいなヴォーカルを再現するにはトレーニングの時間が必要になる」とされている。他のメンバーのキャストは明らかになっていない。
映画『シャウト・イット・アウト・ラウド』の存在はキッスの長年のマネージャーであるドック・マギーによって2019年に初めて明かされている。2021年にはネットフリックスと契約間近だと報じられ、ヨアヒム・ローニングが監督を務めると言われていたが、彼はこのプロジェクトを降りる形となっている。
映画『チャーリーズ・エンジェル』、『マーシャルの奇跡』、『ザ・ベビーシッター』といった作品を手掛けてきたマックGが現在は監督を務めると『デッドライン』は報じている。ニック・ジョナスもポール・スタンレーもこの件についてはコメントしていない。
2021年、ポール・スタンレーは映画について「20代前半の俳優」をキャスティングする方針だと明かしていた。「20代前半の俳優のことをあまり知らないからね。この手の質問をされると、みんな『ブラッド・ピットかな』なんて言うけど、彼も50代や60代とかだろ。だから、別の世代の俳優になる。正直、そこについてはあまり詳しくないんだ」
2023年、ドック・マギーは本作が2024年にネットフリックスで配信されると語っていたが、その後何も進展は見られていない。
キッスは今年ラスベガスで「マスクなし」での公演を行うことを発表している。この公演はファンクラブ「キッス・アーミー」の50周年を記念したもので、11月14日から16日にわたってラスベガスのヴァージン・ホテルズで開催されるという。
この公演はキッスにとって2023年に行われたフェアウェル・ツアー以来のライヴとなっている。
ファンクラブ会員に送られたメールによれば、キッスのライヴのほか「元キッスのメンバーであるブルース・キューリックによるスペシャル・ライヴのほか、他にもスペシャル・ゲストが出演し、アクティヴィティや独自の体験も味わえる」と記されている。
広告 ザ・ビートルズのドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで独占配信!
Copyright © 2025 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.