スリップノットのギタリストであるジム・ルートはエロイ・カサグランデが新ドラマーになった経緯について語っている。
先月、昨年末に脱退したジェイ・ワインバーグの後任としてエロイ・カサグランデがスリップノットの新ドラマーとなることが発表されている。エロイ・カサグランデはセパルトゥラを脱退してスリップノットに加入した決断について「複雑だった」と語っている。
今回、ジム・ルートはエロイ・カサグランデをオーディションして加入することが決まった経緯について語っている。『トーントーク』のインタヴューでジム・ルートはエロイ・カサグランデとの出会いや新メンバーとの新曲についても語っている。
ジム・ルートは先日行った2公演が「新ドラマーを世間に紹介する」ものだったとして、次のように語っている。「今は進むべき時が来たんだ。ジャムやリハーサルをたくさんやっていくことになる。作曲モードに入る必要があるね。そうすれば、エロイ・カサグランデのドラミングにふさわしい曲を書けるはずだよ。彼は世界クラスのドラマーだからね」
エロイ・カサグランデとの出会いについて訊かれると、ジム・ルートは次のように語っている。「他の人物を試すことはなかったんだ。エロイ・カサグランデの名前が挙がって、加入について連絡があったから、たくさんの動画を送ってもらった。ベースプレイヤー(アレッサンドロ・ヴェンチュレラ)は以前から彼のことを知っていたのかもしれないね。知り合いだったんだと思う。共通の友人がいるんだ。ヴェンチュレラは機材に詳しい素晴らしいプログレッシヴなヘヴィ系ミュージシャンたちと気が合うんだ。それで、考えるまでもない感じだったんだよね」
「彼はジョーイ・ジョーディソンの功績に敬意があって、ジョーイから大きな影響を受けている。彼は控え目で、謙虚なんだ。その技術はまさに身になっていて、彼の楽器への情熱を見ていると、自分の情熱も再燃するくらいなんだ」
「クールな感じだよ。すごくフィットしてるしね。どうだろう。言えることはたくさんあるし、最終的にこうなって嬉しいよ。彼を迎えられて幸運だと思う」
エロイ・カサグランデとの新曲についてジム・ルートは次のように説明している。「まだ始まってないけど、すぐにやることになると思う。エロイ・カサグランデがいくつかドラム・ループを送ってくれたんだけど、特にこれはと思うものが一つあって、曲にしたら、すごくカオティックでクールなものになると思う。だから、彼は貢献してくれているんだけど、その先までは至っていない。まずは目下のライヴをやってみて、そこから本腰を入れて、クリエイティヴな曲を書くプロセスに入っていくんだと思う」
エロイ・カサグランデは現地時間4月25日にパイオニアタウンにある350人収容のパッピー+ハリエットのバーベキュー・バーでスリップノットとしてのライヴ・デビューを果たしている。スリップノットはその週末にラスベガスで開催されたシック・ニュー・ワールド・フェスティバルのヘッドライナーも務めている。
ショーン・クラハンは2024年のツアーで25周年を記念して、デビュー・アルバムを全編演奏するとも語っている。
『ケラング!』誌のインタヴューでショーン・クラハンは名作を全編演奏するつもりはあるか?と訊かれて、次のように答えている。「ああ、あのアルバムを最初から最後まで演奏するよ。ただ、分かっているのは企業社会に屈服するつもりはないし、あいつらの望むものを与えるつもりはない。あいつらが手に入れたとして、一体、俺たちは何を得られるんだ? だから、俺たちも楽しむつもりなんだ。つまり、小さな会場でやるということだよ。話を聞くまで分からないだろうし、話を聞いた頃には手遅れで、もう観ることはできないんだ。だから、心を広く持っておいてくれ。話を聞くのではなく、感じてもらえたらと思う。だって、俺は本気だからね」
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