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カニエ・ウェストはタイ・ダラー・サインとのコラボレーションによる2枚目のアルバム『ヴァルチャーズ2』を来週リリースすると発表している。

今年2月、カニエ・ウェストはタイ・ダラー・サインとの第1作『ヴァルチャーズ1』をリリースしている。アルバムには娘のノース・ウェスト、YG、プレイボーイ・カルティ、フレディー・ギブスらが参加している。

これは3部作の第1作で、続編は3月8日と4月5日にそれぞれリリースされることが予定されていた。しかし、これらの日程でアルバムはリリースされていない。

今回、カニエ・ウェストはイージーのウェブサイトで配信されているポッドキャスト『ザ・ダウンロード』の第1回に出演して、終盤でジャスティン・ラボイから『ヴァルチャーズ2』はいつリリースされるのかと訊かれて、「5月3日にリリースされる」と語っている。ジャスティン・ラボイがリリース日は本当に「確定」なのかと訊かれると、カニエ・ウェストは「そうだ」と応じている。

先月、カニエ・ウェストは『ヴァルチャーズ』3部作の残りの作品をストリーミング・サービスではリリースしない意向であることを明かして、「ストリーミングというのは基本的に海賊行為だ」と述べている。

『ヴァルチャーズ1』のリリースの際にはアップル・ミュージックでは流通の許可が下りず、一時期アルバムの公開が停止されていた。波乱に満ちた『ヴァルチャーズ1』のリリースだったが、アルバムは全米アルバム・チャートで最初の2週にわたって1位を獲得しており、アルバムからのシングル“Carnival”は全米シングル・チャートで2位を記録している。

カニエ・ウェストはポッドキャスト『ザ・ダウンロード』で“Like That”のリミックスも公開している。元々、“Like That”はフューチャーとメトロ・ブーミンのアルバムに収録されていた楽曲で、ケンドリック・ラマーが参加しているが、ドレイクが2023年に発表したアルバム『フォー・オール・ザ・ドッグス』に収録のJ. コールとの楽曲“First Person Shooter”へのアンサー・ソングになっている。

カニエ・ウェストは“Like That”のリミックスでドレイクとJ. コールを批判しており、ドレイクのレーベルがルシアン・グレンジをCEOとするユニバーサル・ミュージック・グループと2020年に巨額の契約を問題視している。

カニエ・ウェストは“Like That”のリミックスで「It’s a wrap for n****s / Where’s Lucian, serve your master, n**** / You caught a little bag for your masters didn’t ya / Lifetime deal I feel bad for n****s(お前はもう終わりだ。ルシアンはどこだ? お前の御主人に仕えてろ。御主人様のために小さなバッグを手にしている。生涯契約なんて俺は嫌だけどな)」とラップしている。「Y’all so out of sight, out of mind / I can’t even think of a Drake line / Play J. Cole, get the pussy dry(お前らは視界にも頭にもいない。ドレイクの一節なんて考えることさえない。J. コールでもかけて、女を濡れなくさせるんだな)」

また、カニエ・ウェストはロサンゼルスで妻のビアンカ・センソーリに性的な行為をしようとした人物の顔を殴ったと通報されている。

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