テイラー・スウィフトは否認、怒り、駆け引き、抑うつ、受容という「悲しみの5段階」に則したプレイリストを公開している。
テイラー・スウィフトは2022年発表のグラミー賞受賞作『ミッドナイツ』に続く通算11作目となる新作『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』を4月19日にリリースすることが決定している。
リリースに向けて、テイラー・スウィフトはアップル・ミュージック独占のプレイリストを複数公開しており、否認、怒り、駆け引き、抑うつ、受容というテーマに合った曲を自身のカタログから選曲している。
最初のプレイリストは「I Love You, It’s Ruining My Life Songs(愛している、私の人生を狂わせた曲)」と題されており、「否認」をテーマにしたものとなっている。
テイラー・スウィフトは「何かの考えに夢中になるあまり、危険信号に気づくのが難しくなり、その結果、否定されたり、ちょっとした妄想を抱いたりする瞬間を歌っています。結果は変わることもあるのです」と評している。
「You Don’t Get to Tell Me About Sad Songs(悲しいことを言う権利なんてあなたになんてない曲)」のプレイリストは「怒り」をテーマとしたもので、テイラー・スウィフトは次のように述べている。「ここに収録されている歌には一つの共通点があります。それは、私が怒りを感じているときに書いたということです。ここ何年かで、私は怒りという感情がたくさんの方法で表に出ることを学びました。私の人生の中で怒りを表現する最も健全な方法は歌を作ることであり、それにより怒りをよく乗り越えることができるのです」
3番目のプレイリストは「Am I Allowed to Cry? Songs(泣いてもいい?曲)」と題されており、「駆け引き」をテーマとしている。テイラー・スウィフトは次のように述べている。「このプレイリストには、私が駆け引きの段階にいるときに書いた曲が収録されていて、自分自身や大切な人と取引をしようとしているときに作った曲です。物事をより良い方向に進めようとしているとき、あなたはしばしば本当に絶望的な気持ちになると思います。なぜなら、私たちには直感のようなものがあって、物事が自分の望むようには進まないことを教えてくれるからです。でもそれがもっとあなたを絶望的にさせ、さらなる駆け引きへと誘い込むのです」
「Old Habits Die Screaming Songs(古い習慣は断末魔を上げる曲)」と題されたプレイリストは「抑うつ」をテーマとしており、テイラー・スウィフトは次のように述べている。「私の曲の中に度々現れる憂鬱な気持ちについて考えてみたいと思います。このような時、私は孤独や絶望を感じて曲を書き、曲を書くことがその感情のつらさを処理する唯一の方法のように感じます。このようなことを経験するのは本当に大変なことだけど、このような喪失感や絶望感の強さを扱った曲を聴いたり曲を書いたりしている時は、大抵の場合、その気持ちを乗り越えようとしている段階だと思います」
最後は「I Can Do It With a Broken Heart Songs(傷心を抱えていたってできる曲)」のプレイリストで、「受容」というテーマで、失恋と完全に折り合いをつけ、平穏を見出すところまでが描かれている。テイラー・スウィフトは次のように述べている。「これらの曲はあなたの人生において、より良いものを得るためのスペースを作ること、そしてその選択を象徴している。何かを失うときは同時に何かを得ているからです」
『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』にはボーナストラックの“The Manuscript”を含めて17曲が収録される。アルバムにはフローレンス・アンド・ザ・マシーンとポスト・マローンが参加している。
テイラー・スウィフトは本作の楽曲を書くことが「生命線」だったと述べており、「私が経験してきたこと、私が書いてきたこと」についてのアルバムだと述べている。
「曲を書くことで私は自分の人生を乗り越えてきたことを思い出させてくれた。『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』ほど、曲を書くことを必要としたアルバムはなかった」
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