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リナ・サワヤマは新たなインタヴューで「現在の状況では」次のアルバムをリリースできないと語っている。

リナ・サワヤマは3月8日の国際女性デーに際して音楽業界における性差別や女性蔑視に対する経験をテーマにした『インディペンデント』紙のインタヴューで新作の状況について語っている。

リナ・サワヤマはここ1年、「メンタル・ヘルスはひどい状況だった」として次のように語っている。「自分のビジネスを続けて、自分自身や自分のチームを支える方法を見つけられたことは幸運だったけど、新曲ということについては現在の状況では次のアルバムをリリースできない」

「追い詰められていて、どうすればいいか分からない」

リナ・サワヤマはザ・1975のマネージャーであるジェイミー・オーボーンが共同設立したレーベルのダーティ・ヒットと対立することとなっている。マット・ヒーリーによるポッドキャスト『アダム・フリードランド・ショウ』での発言を受けて、2023年のグラストンベリー・フェスティバルでリナ・サワヤマは自身の楽曲“STFU”をザ・1975のマット・ヒーリーに捧げている。

「今夜はこの曲を『ゲットー・ギャガーズ(※ポルノ・サイト)』を観て、ポッドキャストでアジアの人々をからかっている白人に捧げます」とリナ・サワヤマは観客に語っている。「彼は私のマスター音源も持っていますが、もう十分です」

リナ・サワヤマはダーティ・ヒットと契約しており、ザ・1975のマネージャーであるジェイミー・オーボーンが代表取締役を務めている。マット・ヒーリーもダーティ・ヒットの取締役を務めていたが、今年4月にその座を退いている。

『インディペンデント』紙のインタヴューでリナ・サワヤマは昨年の夏以降、「これまでにない形で強烈な人種差別的女性蔑視を感じている」とも語っている。「あからさまな人種差別的/性差別的振る舞いを批判したことで、公私共々、何度もガスライティングされ、無礼なことをされ、無視され、サイバー空間でいじめを受けたかのように感じている」

「この世界を未来に暮らす世代のために公平で、安全で、やさしいものにしたいと思っている」とリナ・サワヤマは続けている。「最初からずっとそれが私の使命で、自分の声をそのために使ってきた。でも、公に責任を負うことを望まなかった男性に不都合な鏡を突きつけたことで女性は何度も罰せられることになる」

「私は同業者とも話をしているけれど、この業界にはひどい行為が許されている男性がたくさんいることは明らかね」

昨年12月、リナ・サワヤマは最新作『ホールド・ザ・ガール』のボーナス・エディションよりオリジナル・シングル“Flavour of the Month”と、ガーナ系アメリカ人シンガーのアマレが参加した“Imagining”が公開されている。

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