ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーは『ザ・ダウンワード・スパイラル』がリリースから30周年を迎えたことに言及している。
デビュー・アルバム『プリティ・ヘイト・マシーン』の5年後にリリースされた『ザ・ダウンワード・スパイラル』はテクノ、アンビエント、メタルの要素を取り入れたことでサウンド面で大きな飛躍を遂げて、インダストリアル・ロック・ミュージックとして大きな影響を与えたアルバムの一つと見なされている。
1994年3月8日にリリースされた本作が30周年を迎えたことを受けて、トレント・レズナーは公式サイトでアルバムについて振り返り、今なお心を動かされると述べている。
「過去のことを振り返るのに、あまりに多くの時間を費やすことは私の場合、危険だと思うけれど、カレンダーのこの日には関心を奪われることになった」とトレント・レズナーは語っている。
「旧友よ、もうそんなに歳月が経ったのか? 28歳の私が言わなければならなかったタイムカプセルを聴くのに1時間をかけた。今でも興奮するし、胸が張り裂けそうになる。自分のことを大切に。すぐに会えればと思うよ」
今年1月、ゲーム・デザイナーの小島秀夫はトレント・レズナーとアッティカス・ロスとの3人の写真を投稿しており、コラボレーションしているのではないかという噂が持ち上がっている。
小島秀夫は現在『デス・ストランディング2』と映画版『デス・ストランディング』に取り組んでいるほか、『フィジント(PHYSINT)』という新規タイトルに取り組んでいる。トレント・レズナーとアッティカス・ロスは映画『ソーシャル・ネットワーク』、『ゴーン・ガール』、『ソウル』、『ザ・キラー』などのサウンドトラックを手掛けている。
昨年夏、トレント・レズナーはリック・ルービンのポッドキャストに出演して、ツアーをもう一度やることに興味はないと語っている。「子どもたちと離れたくないんだ。みんなが観に来てくれることは有り難いと思っているけど、たくさんやってきたからね」
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