リアム・ギャラガーはオアシスの『ディフィニトリー・メイビー』30周年ツアーでノエル・ギャラガーに再結成の声をかけたが、「断られた」と語っている。
昨年10月、リアム・ギャラガーはオアシスが1994年に発表したデビュー・アルバムの30周年を記念してツアーを行うことを発表している。
リアム・ギャラガーは“Live Forever”、“Supersonic”、“Cigarettes & Alcohol”といった『ディフィニトリー・メイビー』の全曲と当時のBサイドを演奏することを発表している。
ツアーは13公演に及ぶもので、6月1日のシェフィールド公演から始まり、カーディフ公演を経て、ロンドンで4公演を行い、地元マンチェスターでは4公演が行われ、グラスゴーとダブリンでは2公演ずつが開催される。
『モジョ』誌の新たなインタヴューでリアム・ギャラガーは30周年ツアーに際して、これまでの確執を脇において再結成する機会をノエル・ギャラガーに断られたと述べている。「ノエル? あいつはやらないよ」と彼は語っている。
「あいつには電話したんだ。俺のスタッフがノエルのマネージメントに電話したんだよ。オアシスの件でオファーを出して交渉したんだ。俺たちにもオファーがあったからね。そうしたら、あいつはやらないと言った。巨大なツアーで、デカい金になるだろうね。でも、分かるよ。あいつは離婚の件を抱えていたんだ。それで、あいつなしで『ディフィニトリー・メイビー』のツアーをやって、素敵な時間を過ごすことにしたんだ」
セカンド・アルバム『モーニング・グローリー』の30周年に際して2025年に和解する可能性はあるのかと訊かれると、リアム・ギャラガーは次のように答えている。「天のみぞ知るだね。実現する時は実現するだろうね。もう俺たちの問題じゃないんだよ」
リアム・ギャラガーは次のように続けている。「でも、俺はノスタルジーが好きなんだ。いっぱいやっていくよ。どのアルバムもね。どれが最後になるだろうね?」
以前にもツイッターでリアム・ギャラガーはノエル・ギャラガーが再結成のオファーを断ったと述べていた。当時、リアム・ギャラガーは「彼は声をかけられたけど、断ったんだ」とツイートしている。
先立って、ノエル・ギャラガーは『トークスポーツ』のインタヴューでオアシスの再結成の可能性について語り、その責任は弟のリアム・ギャラガーにあると発言していた。
「可能性は提示したんだから……あいつが電話をしてくるべきだね。あいつはずっと言ってきているんだから、なにがしかのプランがあると思うだろ。もしプランがあるんなら、俺に言ってくればいいんだよ。でも、言ってくることはないだろうな。あいつは臆病者だからな。でも、あいつは周りの人間やエージェントに俺に電話させればいいんだ。『実はこういう風に考えているんですが』ってね。それで、話をすればいい。それまでは誠意が見えないよな」
この発言を受けてリアム・ギャラガーは一連のツイートで言及しており、事実ではなく、ノエル・ギャラガーは「オアシス・ファンのことを嫌いなんだ」と述べている。
「俺は人にエイズを望んだりしないし、テロの攻撃を受けたマンチェスターの人々のために足を運んで、音楽を演奏した。お前がシャンパンを薄汚くすすっている間にな。その上、厚かましいことに俺のことを臆病者呼ばわりか」とリアム・ギャラガーはツイートしている。
「あいつは最低の奴だよ。オアシス・ファンのことを嫌いなんだ。レコードを買ってくれることは気にしていないみたいだけどな」とリアム・ギャラガーは続けている。彼は「オアシス・ファンのことを嫌いじゃないよ」と言うファンに「いや、嫌いなんだ」とも応じている。
一方、ノエル・ギャラガーは30周年を記念して『ディフィニトリー・メイビー』が再発されると先日明かしている。
ノエル・ギャラガーによれば、『ディフィニトリー・メイビー』の30周年盤には当時のレコーディング・セッションで作られた未発表音源が収録されるという。ノエル・ギャラガーは音源を見つけた経緯について次のように語っている。「ソニーの倉庫で当時のテープを見つけたんだ」
「なくなったものと思ったんだけど、間違ったラベルが付けられていたんだ」とノエル・ギャラガーは続けている。「あの時期の曲の素晴らしいバージョンで、アコースティック・バージョンもあるんだよ」
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