Photo: Josh Shinner

ルーシー・ローズは通算5作目となるニュー・アルバム『ディス・エイント・ザ・ウェイ・ユー・ゴー・アウト』を4月19日にリリースすることを発表している。

アルバムのリリース発表に合わせてニュー・シングル“The Racket”が公開されている。これは昨年10月にリリースされた3年ぶりの新曲“Could You Help Me”に続くもので、ディラン・フリース=グリーンが監督したミュージック・ビデオと共に公開されている。

アルバムの最後に収録される新曲についてプレス・リリースでルーシー・ローズは次のように語っている。「ニュー・アルバムは反抗と勝利の音で終わらせたかった。自分に起こっていることを受け入れ、突き進み、自分自身を立ち直らせ、できる限り最善の方法で人生を続けていく。何があっても私を愛してくれる息子への感謝から曲を始めたかった。つらい時も私を乗り越えさせてくれたのは彼の愛だったから」

「“The Racket”という曲のタイトルは二つのことを指していて、一つは曲の最後が楽器人によるノイズの猛攻で締めくくられること、もう一つは背中を骨折して診断を受けるまではテニスに大きな情熱を注いでいたことなの。医師にはもうテニスはできないし、歩けないかもしれないと言われたわ。でも、だんだんとコートに戻る道を見つけ、自分の一部を取り戻していったの」

ルーシー・ローズは次のように締めくくっている。「最後に余談だけど、この曲は最初から最後まで作るのがとても楽しかった。ずっと顔には笑顔があったわ」

ルーシー・ローズは言及しているが、2021年夏に第一子を出産した後、8つの椎骨骨折と稀な妊娠による骨粗鬆症と診断される健康上の問題を抱えていた。

「妊娠した時は完全に健康な骨だったのに100歳の骨になってしまって、重度の骨粗鬆症を抱えることがあるのは事実です」とルーシー・ローズは声明で述べている。

「どの医師も、私が以前のような生活を取り戻せるか、腰が治るかどうかは保証してくれませんでした。誰にも分からなかったのです。どこを見ても、赤ちゃんの世話をしている母親たちばかりで、私は自分の赤ちゃんのためにこんなに弱りきってしまったことが恥ずかしいと思っていました」

ルーシー・ローズはセラピーの助けを借りて回復し、今では「もう不可能だと思っていた人生を送る」ことができるようになったという。

新作のトラックリストは以下の通り。

1. Light As Grass
2. Could You Help Me
3. Dusty Frames
4. Whatever You Want
5. Interlude I
6. Life’s Too Short
7. This Ain’t The Way You Go Out
8. Over When It’s Over
9. Sail Away
10. Interlude II
11. No More
12. The Racket

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