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元スコーピオンズのドラマーであるジェイムス・コタックが亡くなった。享年61歳だった。

ジェイムス・コタックの娘であるトビは『TMZ』に対して父親が出生地のケンタッキー州ルイヴィルで1月9日に亡くなったと語っている。現時点で死因については明らかにされていない。

ジェイムス・コタックはスコーピオンズにおいて20年間にわたってドラマーを務めてきたことで知られている。1996年にバンドに加入した彼は1999年発表の『アイ・トゥ・アイ』から2015年発表の『祝杯の蠍団 リターン・トゥ・フォエヴァー』までのアルバムに参加している。

2016年にジェイムス・コタックはアルコール依存症のためバンドを離れ、代役を務めたモーターヘッドのミッキー・ディーは今もバンドに在籍している。

スコーピオンズに加入する前のジェイムス・コタックは1980年代にキングダム・カムのオリジナル・メンバーとして活動していた。スコーピオンズを解雇された数年後にキングダム・カムに復帰しており、亡くなるまでバンドに在籍している。

他にもジェイムス・コタックはウォレントやディオともツアーを行っており、90年代にはクランクというバンドでヴォーカルも務めていた。

他にも参加したプロジェクトとしてはモントローズ、ボブ・ブリックリー・バンド、ナット・ハウス、ミスター・チャーリー、バスター・ブラウン、ワイルド・ホーセズ、ザ・マッコーリー・シェンカー・グループ、アシュバなどがある。

キングダム・カムのベーシストであるジョニー・B・フランクはソーシャル・メディアでジェイムス・コタックの訃報を認めて、次のように述べている。「安らかに永遠にロックしてくれ、ジェイムス・コタック。ジェイムスは今は天国にいるんだ」

グレイト・ホワイトのベーシストであるマーク・ケンドールもソーシャル・メディアで追悼の意を表している。「1ヶ月前、アルコール依存症で援助を申し出ようとジェイムス・コタックに連絡を取ったんだ。でも、彼はその準備ができていなかった。コネクションを通じて彼を無料でリハビリ施設に入れることができたし、彼にもそう伝えた。訃報を聞いて、とても悲しいよ。彼には孫もいたし、彼のことを愛していた全員に申し訳なく思っている。安らかに」

ジューダス・プリーストの元シンガーであるティム・“リッパー”・オーウェンズも次のように述べている。「仲間で、バンドメイトで、素晴らしいドラマーのジェイムス・コタックが亡くなったなんて、つらいニュースだ。プロジェクト・ロックでは素晴らしい時間を過ごした。惜しまれることになるだろう」

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