キリング・ジョークのユースはケヴィン・“ジョーディー”・ウォーカーが11月26日に亡くなったことを受けて追悼の意を表している。
訃報はキリング・ジョークのドラマーであるマーティン・アトキンズのフェイスブックで発表されている。マーティン・アトキンズはケヴィン・“ジョーディー”・ウォーカーと共に参加したダメージ・マニュアルの“Laugh Track”のビデオを投稿して「打ちのめされている」と述べており、コメントで「ジョーディーが亡くなったんだ」と記している。
キリング・ジョークはインスタグラムで次のように述べている。「ものすごい悲しみと共に2023年11月26日午前6時30分にプラハでキリング・ジョークの伝説的ギタリストであるケヴィン・“ジョーディー”・ウォーカーが脳卒中で亡くなったことを発表します。彼は家族に囲まれていました。安らかに、ブラザー」
今回、ユースことマーティン・グローヴァーも追悼の意を表しており、彼と知り合えて、共にできたことへの感謝の思いを述べている。
「ジョーディー、いまだショックで、もう一緒じゃないなんて信じるのが難しい。僕にとっては常に不滅のような存在だった。銃弾も彼からは跳ね返ってきた。彼は運命づけられていたんだ。ジョーディほどクールな人はいない。最高にして最も影響を与えたギタリストの1人だった」
「彼はリー・ヴァン・クリーフとテリー・トーマスを足して、ノエル・カワードを加えたような人物だった。とてもチャーミングで、謎めいていて、気品があり、(ギターを弾く時も、人を歓迎する時も)さも簡単かのように、やさしいタッチだった。カミソリのように鋭い銃弾の破片で切り裂いていない時はそうだった」
「彼は音楽でも言葉でも銃撃の名手だった。彼は師にしてパートナーであり、時に恐ろしい敵でもあった」
ユースはケヴィン・“ジョーディー”・ウォーカーと出会えたことに「感謝している」として、「その才能で一世代ないしは三世代を定義づけることになった」と述べている。
「彼と一緒に仕事をして、バンドがどんなものにするかというヴィジョンを共有し、そんな想像を遥かに超えていくのを目にしたのが個人的にも特権だったし、光栄なことだった。彼の先進的な演奏とソングライティングに影響を受けた多くのミュージシャン、ファン、バンドメンバー、愛する人、家族にお悔やみを申し上げます」
キリング・ジョークはグロスターシャー州チェルトナムでジャズ・コールマン、ケヴィン・“ジョーディー”・ウォーカー、ポール・ファーガソン、ユースによって結成されている。ポスト・パンクのスタイルを採用しながらもよりヘヴィなサウンドはインダストリアル・ロックに大きな影響を与え、ゴスやシンセ・ポップ、エレクトロニカの要素も存在している。
ファースト・アルバム『キリング・ジョーク』は1980年にリリースされ、1985年発表の『ナイト・タイム』でメインストリームでの成功を収めている。
ジャズ・コールマンとケヴィン・“ジョーディー”・ウォーカーは常にメンバーとして在籍し、2008年には結成メンバーと共に再結成を果たしている。その後もメンバーは変わっていた。
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