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クール&ザ・ギャングのドラマーで結成メンバーであるジョージ・“ファンキー”・ブラウンが亡くなった。享年74歳だった。

クール&ザ・ギャングの担当者は『TMZ』に声明を発表して、ジョージ・“ファンキー”・ブラウンが長いガンとの闘病の末に11月16日に亡くなったことを明かしている。ジョージ・“ファンキー”・ブラウンは3年前に肺ガンと診断されていたことが報じられている。

声明は次のように記されている。「ジョージ・ブラウンはガンとの闘病の末に2023年11月16日にロサンゼルスで亡くなりました。ジョージ・ブラウンは“Ladies Night”、“Too Hot”、“Jungle Boogie”、“Celebration”、“Cherish”といったバンドの名曲を数多く共作しています。自身の音楽を説明するように求められると、ジョージ・ブラウンはいつも『幸せのサウンドだ』と答えていました」

50年近くバンドに在籍した間、ジョージ・“ファンキー”・ブラウンはドラムとキーボードを演奏して、バッキング・ヴォーカルも担当している。彼はクール&ザ・ギャングにとって主要なソングライターの1人となっている。

ガンを抱えていたにもかかわらず、7月にリリースされたクール&ザ・ギャングの最新作『ピープル・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン』にも参加している。同月、ジョージ・“ファンキー”・ブラウンは回想録『トゥー・ホット:クール&ザ・ギャング&ミー』も刊行している。

ソーシャル・メディアでは追悼の声が寄せられており、ナイル・ロジャースは次のようにツイートしている。「安らかに、ジョージ・ブラウン。ソングライターの殿堂入りを果たし、クール&ザ・ギャングの伝説的なドラマーで、友人だった。家族、友人、ファンクに心からのお悔やみを申し上げます」

クール&ザ・ギャングは1969年にセルフタイトルのデビュー・アルバムを発表して、1973年発表の『ワイルド・アンド・ピースフル』がブレイク作となっている。1979年発表の『レイディーズ・ナイト』では更なる成功を収めて、初のプラチナ・ディスクを獲得している。

クール&ザ・ギャングのサンプリングはビースティ・ボーイズ、ジェイ・Z、ジャネット・ジャクソン、マドンナなど、広く使われており、『ガーディアン』紙によれば、ジョージ・“ファンキー”・ブラウンはそうやって使われることを「光栄に思っている」と語っていたという。

遺族は献花の代わりに全米肺ガン協会への寄付を求めている。ジョージ・“ファンキー”・ブラウンは妻と5人の子どもに見守られて亡くなっている。

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