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女優のエヴァン・レイチェル・ウッドはマリリン・マンソンとの過去の交際について語り、「死刑宣告のように感じていた」と述べている。

ドラマ『ウエストワールド』への出演で知られるエヴァン・レイチェル・ウッドはポッドキャスト『ナヴィゲーティング・ナルシズム』に出演して本名をブライアン・ワーナーというマリリン・マンソンの手によって受けた苦悩や『ウエストワールド』への出演が虐待的な関係について語るきっかけとなったことについて語っている。

「それが肉体的な影響を及ぼしていることに気づいた時が臨界点でした。黙ってなんかいられないとわかったのです。黙っていたために私はずっと病んでいたのです」とエヴァン・レイチェル・ウッドは語っている。

エヴァン・レイチェル・ウッドは生きるか死ぬかの瀬戸際だったとしてマリリン・マンソンから逃れた経緯を振り返っている。「あの人物を私は恐れていました。何度も脅迫され、恐喝されたり、力ずくで脅されました。ずっと一緒にいたのは怖くて離れられなかったからです。自分が死んだように感じていました」

「死刑宣告のように感じていました。逃げ出すのも怖かったのです。というのも私の身に何かが起こったり、彼が追ってくるんじゃないかと思ったのです。いずれにせよ死んだように感じていたので、逃げ出そうとしたのかもしれません」

エヴァン・レイチェル・ウッドはマリリン・マンソンとの生活がどのようなもので、人から数日間隔離されることもあったと述べている。

「彼とコカインの山があって、眠らせず責め続け、世間や周りの人々の間違っていることをすべて言われ、自分のやった間違ったことを言われ、彼や自分自身を失望させたこと、自分に向けられている疑念を言われて、彼は家を壊し始めるのです」

エヴァン・レイチェル・ウッドは次のように続けている。「それは言葉や独白のノンストップの猛攻撃で、この絶え間ない否定的な流れからは逃れられず、止められないものでした。そして洗脳や虐待が取って代わり始めました。屈服するか、彼の言うことすべてに同意するか、彼が望む電話をかけるようになるまで止めようとしませんでした」

エヴァン・レイチェル・ウッドは彼が母親との会話をメモに取っていたようで母親と縁を切ることも求め、それは彼女をさらに孤立させようとする方法だったと述べている。

さらにマリリン・マンソンは彼女に親友を家から追い出すように求め、「フライング・モンキーズ」と呼ばれたアシスタントを送り込んで、自分の言うとおりにした証拠として会話のやり取りを記録させたという。

インタヴューでエヴァン・レイチェル・ウッドはドラマ『ウエストワールド』でドロレス・アバーナシー役を演じたことで自身の体験を語るきっかけになったとも語っている。「自分自身を取り戻して、なにかを感じられるようになったのは初めてだった。7年経つまで泣くこともできなかったのです」

「突然、自分自身がそうなるシーンを演じることになって、それが許可と緩衝材を与えてくれた。自分自身のパンドラの箱を開けていいと思った」とエヴァン・レイチェル・ウッドは続けている。「自分の演じる人物がプログラミングされていて、銃の引き金を引けず、自分を守れないというシーンがあったんだけど、最終的にそのシーンはプログラムを乗り越えていくことになった。あのシーンは自分にとって大きな瞬間だった。なんとか自分を取り戻して、打ち勝っていく感情を演じなければならなかったから」

「セットにいた人たちにこれがきっかけとなって、人々に心をオープンにしていくようになったと言った。あのドラマをやったことで、多くのものが解き放たれて、話をするようになった。あのドラマをやることで、他の犠牲者にも会うことができた」

エヴァン・レイチェル・ウッドは2021年に初めてマリリン・マンソンを告発しており、当時次のように述べている。「私は服従するように洗脳されていました。私は報復、誹謗中傷、恐喝の恐れの中で暮らしていました。今回、その危険性とそれを可能にしてきた様々な業界について暴露します。彼がさらに誰かの人生を台無しにしてしまう前にね。私はもう黙っていられない多くの犠牲者と共にあります」

マリリン・マンソンは当初から無罪を主張しており、ソーシャル・メディアやHBOのドキュメンタリー『フェニックス・ライジング』で名誉を毀損したとして逆に訴訟を起こしている。

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