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ザ・ローリング・ストーンズのフロントマンであるミック・ジャガーはバックカタログにまつわる権利を「必要としない」子どもに残すのではなく、チャリティに回すというアイディアを示唆している。

『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙のインタヴューでミック・ジャガーは1971年以降のカタログの権利を売却する計画はなく、チャリティに回す考えを示唆している。「子どもたちが豊かに暮らすのに5億ドルも必要ないからね。そうだろ?」

「もしかしたら、世界にとって善となることをするかもしれないよね」とミック・ジャガーは続けている。

ミック・ジャガーには8人の子どもがいて、第一子は女優のマーシャ・ハントの間に1970年に生まれた52歳のカリスで、翌年にはビアンカ・ジャガーとの間に第二子で51歳のジェイド・ギャガーが生まれている。

ミック・ジャガーはモデルのジェリー・ホールとの間に39歳のエリザベス、38歳のジェイムス、31歳のジョージア・メイ、25歳のガブリエルという4人の子どもをもうけており、1999年にはモデルのルチアナ・ヒメネス・モラドとの間に24歳のルーカスをもうけている。ミック・ジャガーの最も幼い子どもはバレリーナのメラニー・ハムリックとの間にもうけた6歳のデヴェロー・オクタヴィアン・バジルとなっている。

インタヴューでミック・ジャガーはザ・ローリング・ストーンズが最大のヒット曲でも著作権を所有していない曲があることについて触れて、テイラー・スウィフトがレコード会社と抱えていた所有権の問題と似ていることに言及している。

「あの頃の業界は黎明期で、今だったらもらえるような忠告をくれる人物からの援助を求めることができなかった」とミック・ジャガーは語っている。「でも、御存知の通り、こういうことはいまだに起きているんだ。テイラー・スウィフトに何があったかを見てみればいい。詳しいことは分からないけど、明らかに彼女は満足していなかったよね」

ミック・ジャガーはザ・ローリング・ストーンズが死後にホログラムによるツアーを行う可能性についても語っている。

「今となっては、亡くなってからの事業としてはあり得るだろうね。亡くなってからもツアーができるからね。ABBAがやった以降、テクノロジーも進化しているからね。ABBAの公演も行くことになっていたんだけど、行けなかったんだ」

ザ・ローリング・ストーンズは通算24作目のアルバム『ハックニー・ダイアモンズ』を10月20日にリリースすることが決定している。アルバムにはポール・マッカートニー、レディー・ガガ、エルトン・ジョン、スティーヴィー・ワンダーらが参加している。

新作は2005年発表の『ア・ビガー・バン』以来、18年ぶりとなるオリジナル・アルバムで、2021年にチャーリー・ワッツが亡くなってから初めてのアルバムとなっている。

チャーリー・ワッツはアルバムに連続で収録される“Mess It Up”と“Live By The Sword”に参加していることが明らかになっている。“Live By The Sword”についてはオリジナル・ベーシストであるビル・ワイマンも参加している。

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