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2023年のマーキュリー・プライズは授賞式がロンドンのイヴェンタム・アポロで開催されて、受賞作品が明らかになっている。

9月7日にマーキュリー・プライズの授賞式はロンドンのイヴェンタム・アポロで開催されて、ジョックストラップ、ロイル・カーナー、ヤング・ファーザーズといった人気アクトを破って、エズラ・コレクティヴの『ホエア・アイム・メント・トゥ・ビー』が今年のマーキュリー・プライズを受賞している。

ジャムズ・スーパーノヴァがプレゼンターを務め、ステージに上がったエズラ・コレクティヴは赤い紙吹雪で迎えられる格好となっている。

エズラ・コレクティヴのフェミ・コレオソはトロフィーを受け取って、次のように語っている。「まず、神に感謝させてください。だって、ジャズ・バンドがマーキュリー・プライズを受賞するなんて神を信じなければ何を信じればいいのか分かりません」

フェミ・コレオソはバンドのマネージャー、父親、母親に感謝しながら、次のように続けている。「エズラ・コレクティブはユースクラブで出会った仲間で、その意味でも特別なものを体現しています。私たちが祝しているのは、若者に音楽を演奏させてくれた素晴らしい人々の努力の証です」

「これはエズラ・コレクティヴやUKジャズの成果ではなく、若者が音楽を演奏できるように時間と努力を注いでくれた国中のすべての組織にとって特別な瞬間なのです」

エズラ・コレクティブはこの日“Victory Dance”を披露しており、受賞後もう一度披露する形となっている。

ツアーに出ているフレッド・アゲインとアークティック・モンキーズを除いて、ノミネートされたすべてのアーティストがパフォーマンスを行っており、フレッド・アゲインはグラストンベリー・フェスティバルの“Delilah (pull me out of this)”の映像が、アークティック・モンキーズは『ジュールズ倶楽部』の“There’d Better Be A Mirrorball”の映像が上映されている。

今年の候補作一覧は以下の通り。

Arctic Monkeys – ‘The Car’
Ezra Collective – ‘Where I’m Meant to Be’
Fred again.. – ‘Actual Life 3 (January 1 – September 9 2022)’
J Hus – ‘Beautiful And Brutal Yard’
Jessie Ware – ‘That! Feels Good!’
Jockstrap – ‘I Love You Jennifer B’
Lankum – ‘False Lankum’
Loyle Carner – ‘hugo’
Olivia Dean – ‘Messy’
RAYE – ‘My 21st Century Blues’
Shygirl – ‘Nymph’
Young Fathers – ‘Heavy Heavy’

昨年のマーキュリー・プライズはセルフ・エスティームやウェット・レッグらを抑えて、リトル・シムズの『サムタイムズ・アイ・マイト・ビー・イントロヴァート』が受賞している。

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