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ボブ・ディランとポスト・マローンはかつてコラボレーション曲に取り組んでいたと報じられている。

音楽プロデューサーのマイケル・キャッシュは米『ローリング・ストーン』誌の新たなインタヴューでこの曲の存在を明かし、自身がアイディアを思い付いて、ボブ・ディランの長年の代理人であるジェフ・ローゼンに連絡を取ってみたと説明している。

ジェフ・ローゼンがこのプロジェクトを許可したことで、ボブ・ディランからは彼の書いた“Be Not Deceived”という歌詞が送られてきたという。

ボブ・ディランの大ファンであるポスト・マローンは「文字通り涙を流していた」とマイケル・キャッシュは振り返っている。

「純粋さの喪失についての歌詞なんだ」とマイケル・キャッシュは語っている。「そして、多くの人が経験していること、両親も保護者も指導者もいない権利を奪われた身寄りない多くの子どもたちのようなね。この曲は外の世界に出て、自分の道を切り開くことについて書かれている。読むと、本当に詩的なんだ。美しいものなんだよ」

この曲のレコーディングに着手した後、ポスト・マローンは途中で離脱せざるを得なくなり、以降、このプロジェクトに再び着手することは実現していないという。

「ジェフ・ローゼンは曲を聴いてくれてね」とマイケル・キャッシュは語っている。「気に入ってくれたけど、みんなスタジオを離れてしまった。そう、自分に言えることとしては、面白いことになるはずだったのに、堂々巡りの出口のない形になってしまったということだね。誰も答えを持ち合わせていないんだ」

「期待にうまく対処できなかったし、コミュニケーションも取れなかったところがあるように思う。素晴らしい音楽はできたんだけど、おかしなことになってしまった。本当におかしなことにね」

説明されることなくプロジェクトは保留されたため、ボブ・ディラン陣営は歌詞の提供を撤回することになったという。しかし、マイケル・キャッシュはこのプロジェクトが完成して、いつか日の目を見る可能性はあると語っている。

「僕の希望としてはボブ・ディランとジェフ・ローゼンに歌詞を使う権利をもう一度与えてくれたらと思う。おかしなことになったけど、2人の重要なミュージシャンが協力したもので、公開されるべきだと思うんだ」

ポスト・マローンは通算5作目となる最新作『オースティン』を今年7月にリリースしており、日本盤が9月15日にリリースされることを受けてBARBER SHOPとのキャンペーン「STAY FRESH STAY TUNED Post Malone New Album “Austin”」が9月10日からスタートする。

全国のBARBER SHOPでは店内BGMでポスト・マローンがかかり、限定ステッカー配布、オリジナルカットクロスでのカットなどが期間限定で提供される。

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