ロジャー・ウォーターズはピンク・フロイドが1973年に発表した“Time”のソロ・バージョンを公開している。
“Time”はピンク・フロイドの通算8作目となるアルバム『狂気』に収録されており、ロジャー・ウォーターズは同作を再レコーディングした『ダーク・サイド・オブ・ザ・ムーン・リダックス』をリリースすることが決定している。
ロジャー・ウォーターズによる“Time”はピンク・フロイドのサイケデリックのサウンドを抑え、ロジャー・ウォーターズのハスキーなヴォーカルを前面に押し出したものとなっている。
“Time”の音源はこちらから。
ロジャー・ウォーターズとガス・セイファートがプロデュースした『ダーク・サイド・オブ・ザ・ムーン・リダックス』にはジョニー・シェパード、ジョン・カリン、ジョーイ・ワロンカー、ジョナサン・ウィルソンらが参加している。
本作は『狂気』のリリースから50周年を記念したものだが、デヴィッド・ギルモア、リチャード・ライト、ニック・メイスンといった他のメンバーは参加していない。アルバムからはこれまでに“Money”の音源が公開されている。
ロジャー・ウォーターズは本作について「80歳の知恵が再解釈に何をもたらすかを考え始めた」と語っている。「最初にガス・セイファートとショーン・エヴァンスに『狂気』の再レコーディングの話をしたとき、みんな私が狂っていると思った。でも、考えれば考えるほど、『肝心なのはそこじゃないよね』と思ったんだ。半世紀の時を超えて手を取り合い、堂々とオリジナルと並べることが出来る作品に仕上がったことを、私は非常に誇りに思っている」
『ダーク・サイド・オブ・ザ・ムーン・リダックス』は10月6日にリリースされる予定となっている。
ロジャー・ウォーターズはピンク・フロイドの『狂気』を再レコーディングした音源をライヴで初披露する公演を10月8日・9日にロンドンのパラディアムで行うことも発表している。
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