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ハリー・スタイルズは長期に及んだ「ラヴ・オン・ツアー」の最終公演で自身の思いを語っている。

2021年9月から始まったハリー・スタイルズによる「ラヴ・オン・ツアー」だが、最終公演は7月22日にイタリアのRCFアレーナ・カンポヴォーロで行われている。

長きにわたったツアーの最終公演でハリー・スタイルズは観客への思いを語り、キャリアを通して引き続き応援してくれることへの感謝の気持ちを述べている。

「みんなが来てくれなければ、こんなことはできないんだ」とハリー・スタイルズは語り始めている。「誰よりもそのことを痛感している。みんなが今夜来てくれて、僕のために特別なものにしたいと思ってくれているのが分かる。毎晩、みんなは特別なものにしようとしてくれた」

彼は続けてコンサートを安全な空間にしてくれた観客に感謝の意を示し、それが生む違いを知っているからこそ日々の生活でもその姿勢を広め続けてほしいと述べている。

「世界において本当に小さな存在だと感じること、違いを生み出すことをするのが難しいと思うことについてはよく分かるよ」とハリー・スタイルズは語っている。「でも、約束したいのは、みんながするちょっとしたことやお互いへの接し方をずっと見ているということなんだ。それが周りの人に影響を与え、他の人にも影響を与え、大きくなっていく。このツアーが終わっても、それは終わらない。それを続けてほしい。世界に愛を注いでほしい。それが今は必要とされているんだ」

ハリー・スタイルズはこのツアーほど幸せなことはこれまでなかったと言って締めくくっている。「みんなのことがこれからも大好きだよ。1年、5年、13年と僕を応援してくれたことで、僕の人生を何度も変えてくれただけでなく、これ以上なく幸せな思いにしてくれた。今夜ここにいることが嬉しいし、興奮しているよ」

ハリー・スタイルズはこの日の公演の最後に約10分のピアノによるインストゥルメンタル・ナンバーも披露している。この曲はここで初披露された楽曲で、曲のタイトルなどの詳細は明らかにされていない。

また、ハリー・スタイルズはポルトガル公演でウェット・レッグとステージで共演して、“Wet Dream”を披露している。

「毎晩、彼女たちが演奏するのを観ることができて最高に素晴らしいツアーだった」とハリー・スタイルズはウェット・レッグを紹介しながら語っている。「最も好きなバンドの一つなんだ。ウェット・レッグからへスターとリアンをぜひ迎えてもらいたい」

“Wet Dream”を披露した後、ウェット・レッグはハリー・スタイルズの最新作『ハリーズ・ハウス』に収録の“Daylight”の演奏にも加わっている。

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