ダウンロード・フェスティバルは交通面での問題が繰り返される場合、開催が危ぶまれるとレスターシャー州議会は警告を発している。
6月7日・8日、ダウンロード・フェスティバルの会場周辺では深刻な交通渋滞が起こっていた。なかには会場に到着するまで7時間かかった来場者もいたという。
レスターシャー州議会の議長であるニック・ラシュトンは交通渋滞を「間違いなく災害」であり、ダウンロード・フェスティバル史上最悪のものだったと評している。しかし、ニック・ラシュトンは「ちょっとしたコントロール」で事態は改善されると楽観的な見通しを示している。
「ドニントンは本当に優秀な運営側だと思うが、今回は大きな失敗がありました」とニック・ラシュトンはBBCに述べている。「来年は何か変えるところが出てくるだろう。そうでなければ、中止するように圧力をかけることになります」
今年のダウンロード・フェスティバルは20周年を記念して4日間開催となっている。しかし、来年は通常の3日間開催の予定となっている。
報告によれば、交通渋滞はフェスティバル来場者以外の運転手にも問題を引き起こしたという。ニック・ラシュトンはドニントン・パークの横にあるイースト・ミッドランズ空港の飛行機を逃した人が600人いたことを把握していると述べている。
フェスティバルの主催者であるライヴ・ネイション・エンタテインメントは交通渋滞について「前例がなく容認できない」ものだったと認めている。BBCによれば、ライヴ・ネイションは何が問題で、同様の事態を防ぐにはどうすえればいいか調査を始めているという。
ライヴ・ネイションは入場者数の増加、車両数の増加、駐車場への移動ルートに関する問題が、遅延の主な要因であると考えていると述べている。バンドが始まる2日前にキャンプ場をオープンし、ファンの到着を 「分散」させることとダウンロード・フェスティバルを通常の形式に戻すことで問題が解決すればと考えているとしている。
ニック・ラシュトンも3日間開催に戻すことで「来年はずっとよくなるだろう」と述べている。
今年のダウンロード・フェスティバルはメタリカがまったく違うセットリストで2日間のヘッドライナーを務め、ブリング・ミー・ザ・ホライズンとスリップノットもヘッドライナーを務めている。
ブリング・ミー・ザ・ホライズンはダウンロード・フェスティバルのヘッドライナーのステージで新作『ポスト・ヒューマン:ネクスト・ジェン』をリリースすることを発表している。スリップノットは5回目のヘッドライナーで、アイアン・メイデンと並んで最多ヘッドライナーとなっている。
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