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U2のジ・エッジは新曲のリリースについて「進行中の曲がたくさんある」と語っている。

U2はこれまでの40曲の楽曲を「21世紀に再解釈した」アルバム『ソングス・オブ・サレンダー』を今年3月にリリースしている。

U2は『ソングス・オブ・アセント』と題したアルバムの存在もこれまでに示唆してきていたが、ボノが「ノイジーで妥協のない理屈を超えたギター・アルバム」と評した新作に先に取り組むと見られている。

今回、ジ・エッジは『ギター・プレイヤー』誌のインタヴューでギター主体の音源に取り組むことが楽しみだと語っている。「ギターの新曲には取り組んできたんだ。すごく楽しみなんだよ。まだプロトタイプの段階だけど、どうなるかは分からないからね。でも、ギターの新曲に取り組んでいるかという質問の答えはイエスだよ。久々にエレクトリック・ギターに興奮している自分がいるんだ。おそらくロックダウンと関係しているんじゃないかな。あまり触れていない時間もあったからね」

ロックダウンが新曲の見通しにどのような影響を与えたかについてジ・エッジは次のように続けている。「しばらくオフを取ることになっていたんだけど、2019年12月に最後のライヴをやって、母国に帰ったら、まもなくして世界がひっくり返ってしまった。そこで、この時間を曲のアイディアや初期段階の新曲に取り組む時間にしたんだ」

「だから、進行中の素晴らしい音源がたくさんあるんだよ」とジ・エッジは締めくくっている。

U2は今後作っていきたい曲を基に近年作ってきた曲を検証してみたとボノは説明している。「全員、間違いを犯していたんだ。プログレッシヴ・ロックのウイルスにかかって、ワクチンを必要としていたんだ。自分たちの曲作りの根幹となるトップラインのメロディーと明快な思想がなくなってしまっていたんだ」

「バンドに対して『これは自分たちのやることじゃない。ソングライティングの才能があって、初めて実験的なことができるんだ』と思った。だから、ソングライティングの学校に行って、戻ってきたら、大丈夫になっていた。『ソングス・オブ・イノセンス』と『ソングス・オブ・エクスペリエンス』という2枚のアルバムを経て、僕らのソングライティングは戻ってきた。あとはロックンロールの火力を取り戻す必要があるんだよ」

「誰が俺たちのロックンロール・アルバムを手掛けてくれるのかは分からないけど、AC/DCのようなものを求めているんだ。ロバート・ジョン・“マット”・ランジが必要かもしれないね。そういうアプローチだね。ソングライティングの根幹があるもの。そういうことをやりたいんだ」

U2はラスベガスにオープンするマディソン・スクウェア・ガーデン・スフィアで『アクトン・ベイビー』を全曲演奏する公演を行うことが決定している。

ジ・エッジは会場について次のように説明している。「スフィアの魅力は、音質を優先して設計された構造に統合された世界最先端のオーディオ・システムといった唯一無二の画期的なテクノロジーだけではありません。現実的/空想的な景観における没入型体験の可能性もあるのです」

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