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ニルヴァーナは第65回グラミー賞授賞式に先立って開催された特別功労賞の授賞式で生涯業績賞を受賞している。

現地時間2月4日にレコーディング・アカデミーによって開催された特別功労賞の授賞式でデイヴ・グロールとクリス・ノヴォゼリックは賞を受け取っている。

クリス・ノヴォゼリックは受賞にあたってスピーチして、いまだに世界各地のファンからもらう手紙に目を通しており、新しい世代がニルヴァーナの音楽を発見していることを感じていると語っている。

クリス・ノヴォゼリックは“Serve The Servants”の一節「Teenage angst has paid off(10代の怒りは報われた)」を引用しながら、「まったくもって、その通りだ」と述べている。

その他、ハートのアン・ウィルソンとナンシー・ウィルソン、ザ・シュープリームス、ジム・スチュワート、スリック・リック、ナイル・ロジャース、マ・レイニー、ボビー・マクファーリン、ヘンリー・ディルツにも特別功労賞が贈られている。

受賞者の一覧は以下の通り。

生涯業績賞
ザ・シュープリームス
ニルヴァーナ
アン・ウィルソン&ナンシー・ウィルソン
ナイル・ロジャース
スリック・リック
ボビー・マクファーリン
マ・レイニー

理事会賞
ジム・スチュワート
エリス・マルサリス
ヘンリー・ディルツ

技術賞
AES
アンディ・ヒルデブランド博士

教育者賞
パメラ・ドーソン

第65回グラミー賞授賞式についてはフューチャー、ミッシー・エリオット、グローリラらがヒップホップ50周年に際したパフォーマンスに出演することも発表されている。

ヒップホップ50周年を記念したパフォーマンスについてはザ・ルーツのクエストラヴが共同キュレーションを手掛けることが先日発表されており、ヒップホップ界の「超大物」と取り組んでいることが示唆されていた。

クエストラヴによれば、ヒップホップの始まりから50年を迎えたことを受けて、これはヒップホップというジャンルの「過去、現在、未来」に及ぶ様々なアーティストがパフォーマンスを行うものなるという。

クエストラヴはビデオ・メッセージで次のように語っている。「グラミーの中継で特別なセグメントがあることを発表できて興奮しているよ。日曜の夜、ヒップホップの50周年を祝うんだ」

「50年だなんて信じられる? このジャンルからの超大物が集まって、間違いなくヒップホップの歴史を祝う素晴らしい時間になるんだ。過去、現在、未来に及ぶものになるよ」

クエストラヴはヒップホップが「カルチャーや世界に与えた影響」は「計り知れない」もので、「音楽やカルチャーにおける原動力」となったと語っている。「この日の夜に参加してくれる多くのアーティストやザ・ルーツと共にキュレーションできるのは大きな特権だよね。ぜひ観てほしい」

第65回グラミー賞授賞式は2月5日にロサンゼルスのクリプト・コム・アリーナで開催され、3年連続となる形でトレヴァー・ノアが司会を務める。ノミネーションは昨年11月に発表されており、ビヨンセは最優秀レコード賞や最優秀アルバム賞を含めて9部門でノミネートされて最多となっていて、ケンドリック・ラマーやアデルが8部門でそれに続いている。

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