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アークティック・モンキーズのマット・ヘルダースはアレックス・ターナーの中には「間違いなく映画『007』のテーマがあるはずだ」と語っている。

マット・ヘルダースはウェット・レッグ、ビヨンセ、フォンテインズD.C.らを破って『NME』が選ぶアルバム・オブ・ザ・イヤー2023に輝いたことを受けてインタヴューを受けている。

マット・ヘルダースは最新作のシネマティックでオーケストラなサウンドを下に映画『007』のテーマに挑戦してみる可能性はあるかと訊かれている。

「僕らがいまだに興味のあることだとは思うけど、正式に依頼されたことはないと思う」とマット・ヘルダースは語っている。

「でも、アレックスは既に映画『007』のテーマ曲を書いているみたいなもので、合う作品が作られていないということだと思うよ。彼の中には間違いなく映画『007』のテーマがあるはずだと言えるよ」

2011年にアレックス・ターナーは「映画『007』のための曲はやりたいね。間違いないよ」と語っている。アレックス・ターナーはアークティック・モンキーズのミュージック・ビデオを手掛けたリチャード・アイオアディが監督した映画『サブマリン』のサウンドトラックを2010年に手掛けている。

映画『007』シリーズのテーマ曲はこれまでビリー・アイリッシュ、サム・スミス、アデル、アリシア・キーズ&ジャック・ホワイト、クリス・コーネルらが手掛けている。

インタヴューでマット・ヘルダースはアルバム『ザ・カー』でフル・オーケストラを導入した体験についても語っている。

「バンドが担当するものについては全部、これまでやってきた通り、従来と同じ形で気を遣ってきたけど、ストリングスは別で追加したんだ」と彼は説明している。「レコーディングのプロセスが違うタイプのものだったんだよ。ずっとやってみることに興味はあったんだけどね」

「最近、ラジオのセッションで最新作の曲をライヴでやるためにオーケストラから6人が加わってやる機会があったんだけど、学んだのは制御の仕方と音楽におけるオーケストラの使い方だよね」

マット・ヘルダースは次のように続けている。「アルバムでは適切な形で入ったり出ていく形になっている。ふさわしい量のストリングスになっているんだよ」

アークティック・モンキーズは2023年3月に9年ぶりとなる来日公演を行うことが決定している。

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