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映画『クリエイション・ストーリーズ~世界の音楽シーンを塗り替えた男~』について監督のニック・モランは製作総指揮を手掛けたダニー・ボイルから受けたアドバイスについて語っている。

映画『クリエイション・ストーリーズ~世界の音楽シーンを塗り替えた男~』はジーザス&メリーチェイン、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、プライマル・スクリーム、オアシスらを輩出したインディ・レーベル、クリエイション・レコーズの創業者であるアラン・マッギーの自伝を映画化したもので、10月21日より新宿シネマカリテほかにて全国ロードショーされる。

1998年公開の『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』の主演で知られるニック・モランは監督を務めた経緯について次のように語っている。

「頼まれたのです! 共同脚本家のディーン・キャヴァナーとアーヴィン・ウェルシュは私の監督デビュー作『テルスター』の大ファンで、同作と明らかに類似性があります。私はプロデューサーのシェリー・ハモンドと会い、二人で大まかにキャスティングや予算の話をし、それでおしまいだと思っていました。現実になるまで様子を見ようと思っていたら、そのまま決まったのです」

製作総指揮のダニー・ボイルについてニック・モランは次のように続けている。「監督を務めるのに必要な量のアドバイスをくれました。ダニーは、バイクのスタビライザーを外した上で、何故倒れたかを説明し、次にどうすればよいかをアドバイスするようなタイプです。彼は撮影現場に顔を出してくれたし、『イエスタデイ』の取材中も我々の作品を好意的に語り、それがこちらの製作現場をまとめるのに実に役に立ち、士気を大いに高めました」

「彼は、決して押しつけがましくなかったです。彼に繋いだだけのラッシュを送ると、彼から励ましのメッセージと共に素晴らしいテキストメッセージが来ました。それを受けて作業した映像素材を彼にやっと見せたら、それに対しとても気の利いた提案を幾つかくれました。簡潔だけど見識深いコメントで、いつも最後に『貴方の映画だから、貴方のカットで。以上が私の提案だ』と書かれていました。でも、諺にある通り、賢い人たちに囲まれたら彼らの言葉に耳を貸さないのは愚かでしょう。私はあらゆるアドバイスをメモし、それを伝え、映画に命を吹き込みました。無理やりカットさせられたと思った事は一度もありません。奇妙な話ですが、そうやって画をカットする事で、より幸せな気持ちになるのです」

映画の概要は以下の通り。

映画『クリエイション・ストーリーズ~世界の音楽シーンを塗り替えた男~』
製作総指揮:ダニー・ボイル 
監督:ニック・モラン
脚本:アーヴィン・ウェルシュ&ディーン・キャヴァナー
出演:ユエン・ブレムナー、スーキー・ウォーターハウス、ジェイソン・フレミング、トーマス・ターグーズ、マイケル・ソーチャ、メル・レイド、レオ・フラナガン、ジェイソン・アイザックス
2021年/イギリス/英語/110分/原題:Creation Stories/配給:ポニーキャニオン 
10月21日(金)、新宿シネマカリテほか全国公開

更なる詳細は以下のサイトで御確認ください。

https://creation-stories.jp

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