ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーはフー・ファイターズのドラマーだったテイラー・ホーキンスの追悼コンサートに賛辞を寄せている。
トレント・レズナーは現地時間9月3日にコロラド州のレッドロックス・アンフィシアターで行われた公演で豪華スターが集結したロンドンのウェンブリー・スタジアム公演について振り返り、「非常に誠実で感動的なものだった」と語っている。
「今日のテイラー・ホーキンスの追悼公演を観た人はいるかな?」とトレント・レズナーは観客に語りかけている。「僕は『観てみよう』と思ったんだ。テイラーは知り合いだったからね。彼は素敵な奴だった。友人がたくさん出ることも知っていたからね。それで観始めたんだけど、3時間が経ってもまだ観ていたよ。目には涙が浮かんでいたんだ」
トレント・レズナーは次のように続けている。「考えさせられたよ。観てないなら、チェックする価値はあると思うよ。すごくいいものだったからね。非常に誠実で感動的だったんだ」
トレント・レズナーは追悼コンサートで心を動かされたことで、「明日の心配をするより、今起きていることに感謝して、今起きていることに気を留める」ことを考えさせられたと語っている。「今、この瞬間をみんなと共有できていることに感謝しているよ」とトレント・レズナーは観客への感謝を述べた後、次の曲の“Even Deeper”への演奏へと移っている。
ナイン・インチ・ネイルズは現在アメリカ・ツアーを行っており、このツアーは今月末にクリーヴランドのブロッサム・ミュージック・センターで行われる公演で締めくくられる。サポート・アクトはミニストリーとニッツァー・エブが務めている。
ロンドンで開催されたテイラー・ホーキンスの追悼コンサートは2公演のうちの1公演目となっている。1997年からフー・ファイターズのドラマーを務めていたテイラー・ホーキンスは3月25日にコロンビアのボゴタで亡くなっている。享年50歳だった。追悼コンサートにはリアム・ギャラガー、クイーン、トラヴィス・バーカーらが出演しており、2公演目はロサンゼルスのフォーラムで9月27日に行われる。
ロンドン公演はリアム・ギャラガーによるオアシスの2曲で幕を開け、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのドラマーであるチャド・スミスはビデオ・メッセージを寄せている。ゼム・クルックド・ヴァルチャーズは12年ぶりに再結成を果たし、イーグルスのジョー・ウォルシュはジェイムス・ギャングと16年ぶりに共演している。
デイヴ・グロールの娘あるヴァイオレットはジェフ・バックリィのカヴァーを披露しており、テイラー・ホーキンスの息子であるシェインは“My Hero”でドラムを演奏している。マーク・ロンソン、ポール・マッカートニー、デイヴ・シャペル、クイーンやラッシュのメンバーもコンサートには出演している。
ロサンゼルス公演にはアラニス・モリセット、マイリー・サイラス、P!NKらが出演する予定となっている。
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