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ボブ・ディランはクリスティーズが主催するオークションのために1963年発表の“Blowin’ in the Wind”を再レコーディングしている。

再レコーディングの音源はアイオニック・オリジナルのディスクに収録されたもので、ボブ・ディランが同曲をレコーディングするのは60年ぶりとなっている。1962年に書かれた“Blowin’ in the Wind”は『フリーホイーリン』に収録されている。再レコーディングされた音源は7月7日にロンドンでオークションにかけられる。

『ピッチフォーク』によれば、音源は60万ポンド(9600万円)から100万ポンド(1億6000万円)の値をつけると試算されている。“Blowin’ in the Wind”はアイオニック・オリジナルでリリースされた初の音源となる。

T・ボーン・バーネットは自身が開発したアイオニック・オリジナルについて次のように説明している。「これはアルミの円盤にラッカーを塗って、螺旋状に音楽を刻んでいくものになります。この絵画は溝に針を合わせて回転させることで収録された音楽を聴くことができます」

「アイオニック・オリジナルズは音源録音の最高峰です。保管クオリティーで、未来に約束された唯一無二のものとなっています」

“Blowin’ in the Wind”はボブ・ディランによってアイオニック・オリジナルズでレコーディングされた複数の音源のうち公開された最初のものとなっている。

ボブ・ディランは5月28日から6月17日まで北米ツアーを行うことが決定している。

一方、ボブ・ディランの友人で、フォーク・シンガーソングライター、アーティストとして活動したボブ・ニューワースが亡くなっている。享年82歳だった。ボブ・ニューワースは1974年から1975年に行われたローリング・サンダー・レヴューのプロデュースを手掛けている。

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